大学出版部協会

 

医療・ケアチームのための事例検討法臨床倫理の考え方と実践

臨床倫理の考え方と実践 医療・ケアチームのための事例検討法

B5判 180ページ
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-13-062423-7 C3047
奥付の初版発行年月:2022年02月 / 発売日:2022年02月中旬

内容紹介

臨床現場の様々な倫理問題に直面して、医療・ケアチームはどのように対応すべきか。医療・ケア従事者と研究者が共同で30年かけて開発した、臨床倫理事例検討法の決定版。患者にとっての最善を探り、合意を目指す。意思決定支援を志すチーム・カンファレンスに最適。

著者プロフィール

清水 哲郎(シミズ テツロウ)

岩手保健医療大学臨床倫理研究センター長、東北大学名誉教授

会田 薫子(アイタ カオルコ)

東京大学大学院人文社会系研究科特任教授

田代 志門(タシロ シモン)

東北大学大学院文学研究科准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

I 概説編
1.臨床倫理の基礎(会田薫子)
2.臨床倫理事例検討の進め方(清水哲郎)

II 実践編
0.モデル事例を使った検討の実際例(清水哲郎)
1.医師が推奨できない治療を患者・家族が望むとき(進藤喜予・清水千佳子・吉田 良)
2.患者・家族が生存期間の延長を望まないとき・拒否するとき(安部 樹・石橋由孝・山﨑宏人・笹月桃子)
3.意向/価値観等が対立するとき(畠山 元・高屋敷麻里子・小藤幹恵)
4.家族への対応に苦慮するとき(会田薫子・荒木 尚)
5.介護問題が意思決定を困難にするとき(二井谷友公・岩城隆二)
6.本人が言語化した意思が真意とは異なると思われるとき(丸木雄一)
7.患者が意思決定能力をもたないとき(西川満則)
8.家族がいないとき(石井 健)

III アドバンスト編
1.本人の意思を尊重するということ(日笠晴香)
2.臨床におけるケアの倫理(早川正祐)
3.臨床の倫理原則における《尊厳》の位置(清水哲郎)
4.厚生労働省「人生の最終段階ガイドライン」と《情報共有―合意モデル》(清水哲郎)
5.高齢者のためのACP(会田薫子)
6.患者の意向を尊重したACPの進め方(江口惠子)
7.MCDの知見を用いる事例検討法(田代志門)
8.病院組織における倫理サポート体制(田代志門)
9.臨床倫理の検討を深めるためのファシリテーション(田村里子)
10.臨床倫理の文化を現場に定着させるために(霜田 求)

対談 臨床倫理の過去・現在・未来(石垣靖子・清水哲郎)


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。