日本列島の地形学
B5判 220ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-062717-7 C3044
奥付の初版発行年月:2010年01月
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-062717-7 C3044
奥付の初版発行年月:2010年01月
内容紹介
日本列島の地形は世界の中でもきわめて変化に富むことで知られ,美しい風景を作りだしている.この自然史と人間活動が刻まれている日本の地形の成り立ちを,最新の成果・具体的な事例を取り入れ,地形発達の特徴という視点から丁寧に解説した.シリーズ「日本の地形」(全7巻)を読み解くための教科書ともなる.
目次
1 変動帯日本列島の成り立ちと編年
1 日本列島と周辺海域の大地形と地質構造(松田・鎮西)
2 日本列島の地形の概観(野上)
3 日本列島の気候とその変化(野上)
4 地形と環境の編年(町田)
2 変動帯を特色づける山地・平野・火山の形成史
1 鮮新世以降の地殻変動による隆起域と沈降域の出現(松田・鎮西・小池)
2 更新世中期以降における変動地形の形成(太田・松田)
3 火山活動の変遷と地形(町田)
3 第四紀における気候・海面変化に伴う地形変化
1 気候変化の影響を受けた地形(町田)
2 第四期後期の海面変化に関連する沿岸部の地形発達(太田)
3 大陸棚および大陸斜面の地形と海水準変化・地殻運動(野上)
4 変化しつつある日本の地形
1 山地斜面と谷地形の変化(町田)
2 河川による地形変化(野上)
3 沖積低地の発達と変化に富んだ海岸線(小池)
5 自然災害と地形の人工改変
1 火山活動に伴う災害(町田)
2 地震に伴う災害(太田)
3 豪雨、暴浪・高潮などに伴う災害(小池)
4 地形の人工改変(小池)
6 未来の地形と地形学の未来(野上)
文献・索引