気候変動と社会 基礎から学ぶ地球温暖化問題
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-062732-0 C3044
奥付の初版発行年月:2024年07月 / 発売日:2024年07月下旬
深刻化する地球温暖化問題の解決に向けて、私たちは何ができるだろうか? 気候変動の原理から温暖化対策、持続可能な開発まで、平易かつ体系的に解説した本書により、私たちを取り巻く地球環境とそこで暮らす私たち人間社会の現在と未来を俯瞰的に学ぶことができる。
東京大学 気候と社会連携研究機構(トウキョウダイガクキコウトシャカイレンケイケンキュウキコウ)
東京大学に2022年に設立された分野横断型の連携研究機構。変わりゆく気候のもとで持続可能な社会を実現するための自然科学・社会科学・人文学にまたがる教育研究を展開している。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
1 気候変動と社会
1.1 そもそもなぜ気候変動か
1.2 世界と日本の気候変動に関わる社会経済指標の推移
1.3 気候変動をめぐる世界の状況の変化
1.4 気候変動問題の推移
1.5 気候はどう変わってきたのか
2 気候、生態、社会というシステム
2.1 気候システム
2.2 生態システム
2.3 人間システム
3 気候と社会の将来シナリオ
3.1 気候の変化を「予測」するとは?
3.2 社会変化のシナリオと気候変化をもたらす「強制力」
3.3 地球温暖化の理論とシミュレーション
3.4 工業化以降現在までの気候変化
3.5 21世紀末またそれ以降の将来の気候変化
3.6 カーボンバジェット
4 気候変動の人間社会と生態系への影響と適応策
4.1 影響と適応の考え方
4.2 各セクターでの影響評価・適応策
5 気候変動の緩和策
5.1 GHGの排出構成(世界と日本の比較)
5.2 エネルギーシステム
5.3 各部門で有効な緩和オプション
5.4 CO2以外のGHG対策
5.5 CO2除去
5.6 緩和策の総合評価
6 気候変動緩和政策と持続可能な開発
6.1 なぜ政策が必要か
6.2 国内政策
6.3 国際枠組み
6.4 気候変動と持続可能な開発
7 わたしたちに何ができるか?
7.1 個人の変化とシステムの変化
7.2 では、わたしたちにできることは何か?