目次

はじめに　浅島　誠
I　1979.12〜1985.7
10年単位の研究とノーベル賞（平田義正）／研究プランニングの科学性（牛場大蔵）／発見した新事実を大切に（赤堀四郎）／秀才の限界（水野伝一）／青年の客気（牧野　堅）／研究の評価（越智勇一）／辛抱づよく考える（黒川利雄）／順応力で新しい展望を（米原　弘）／運と閃き（野上　寿）／動物実験事始めのこと（熊谷　洋）／人生は出会いから——研究の展開もまた（鈴木友二）／医学と基礎科学（太田邦夫）／技術と基礎科学（伴　義雄）／夢みて行い　考えて祈る（山村雄一）
II　1986.3〜1990.8
自然へのlove（小谷正雄）／偶然と必然（藤巻正生）／Serendipity——自然から学ぼうという謙虚な気持ちで（早石　修）／三先生の訓え——水産志向からショウジョウバエの遺伝研究へ（森脇大五郎）／随処作主（石田名香雄）／広がりをもった生活を（芦田　淳）／開拓の精神で忍耐強く努力（水之江公英）／基礎固め（山川民夫）／思いつくままに（宇野豊三）／流行の研究に乗るな（佐藤　了）
III　1991.3〜1995.8
未知の分野を求めて（志村憲助）／専門分野の決定（野島庄七）／無我夢中になる前に（伊藤正男）／創造への道（芝　哲夫）／成果の倫理面も考えて進める研究を（本間光夫）／思いがけない結果を大切に（井村裕夫）／生物の未知の機能を探る（田村學造）／オリジナルな研究を目指して（大西俊一）／研究テーマ（中嶋暉躬）／天然物有機化学の大きな役割（高橋信孝）
IV　1996.3〜2000.9
研究の計画とセレンディビティ（三浦謹一郎）／「自然に化学を学ぶ」のすすめ（北川　勲）／ブレークスルーは学際研究から（金岡祐一）／鉈でぶった切るような仕事（菊地浩吉）／問題意識を絶やさぬこと（江口吾朗）／０から１へ（永井克孝）／長所を伸ばし、新しいことを（遠藤　實）／自分の頭で考え本気で取り組む（岩永貞昭）／学主導型の社会改革を（野本亀久雄）／Physician scientistへの道（尾形悦郎）
V　2001.3〜2008.9
成果発信と受信のための多様な方策を（野依良治）／体力・気力・知力を総動員（佐藤公道）／初心と再初心（若林健之）／日本の臨床研究・臨床実験の現況と将来（猿田享男）／研究成果発信とインパクトファクター及び引用回数（柴﨑正勝）／背伸びは若さの特権——研究に高い志を（鈴木昭憲）
／視点を変える（郷　通子）／研究テーマとの出会い（名取俊二）／模倣から独創性へ（田中啓二）／本質的な問いかけと方向性の認識（中西重忠）／研究テーマへの「こだわり」とチャレンジ（清野　進）／若い研究者へのアドバイス（竹田美文）／一流の研究と独創的な研究（竹縄忠臣）／バイオサイエンス事始め（濱岡利之）／だまされてみよう（木下一彦）／生物に学ぶ化学（廣部雅昭）