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安全基準はどのようにできてきたか

安全基準はどのようにできてきたか

4月6日 368ページ
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-063366-6 C1040
奥付の初版発行年月:2017年05月

内容紹介

堤防の高さはどのようにして決まるのか? どのレベルであれば食品を安全に食べられるのか? 消防・原子力・医療機器など現代社会を支える9つの技術の安全基準について,その成り立ちの歴史的経緯や,背景にある技術的考察について解説する.


目次

はじめに
序章 身の回りの安全基準(橋本毅彦)
I  交通
第1章 航空機と運航システム——安全基準の多角性と統一性(橋本毅彦)
第2章 船舶と航海の安全性——保険業界・船級協会による評価(神谷久覚)

II 災害
第3章 戦前の消防体制と戦後の消防力——都市構造と組織拡充
I  戦前の東京における火災対応(鈴木 淳)
II 戦後日本の消防力整備(関澤 愛)
 
第4章 日本とオランダの治水計画——確率論と基本高水
I 日本の確率論導入と基本高水(中村晋一郎)
II デルタ・プラン以降のオランダ——社会費用便益分析と許容リスク(中澤 聡)
 
第5章 原子力分野における確率論的安全評価の導入——日本の事例(岡本拓司)

III 健康
第6章 食品の安全性と水銀中毒——生活習慣と行政基準(廣野喜幸)
第7章 災害予防と心理学的類型——労働と適性検査(鈴木晃仁)

Ⅳ 国際規格
第8章 医療機器の国際規格づくり——臨床試験と適正実施基準(上野紘機)
第9章 欧州の試み:CEマーク制度——安全確保への新機軸(田中正躬)

終 章 技術システムを支える安全基準(橋本毅彦)

おわりに

How have safety Standards been Constructed?
Takehiko HASHIMOTO, Editor


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