重力からみる地球
四六判 184ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-063700-8(4-13-063700-2) C104
奥付の初版発行年月:2000年10月
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-063700-8(4-13-063700-2) C104
奥付の初版発行年月:2000年10月
内容紹介
17世紀にニュートンが発見した重力の理論は,自然界が非常に簡単な物理法則に従うことを明らかにし,自然科学の進歩を導く役割を果たした.アリとゾウを比べればわかるように,サイズが大きくなるほど重力の効果は大きく,地球くらい大きくなると硬い岩石もその重力には逆らえない.海洋の変動はもっと重力に従順である.本書は,そのような見方で重力をとらえ,(寺田寅彦流に)観測データを解釈するとともに,人工衛星や超伝導重力計の利用,海底の観測などから得られる地球システムの変動に言及し,来世紀の新しい重力探査機への展望を述べる.
目次
序章 重力と人間
第1章 重力は万象の基礎
第2章 重力と地球
第3章 重力をどう測るか——4桁の測定から12桁の精度へ
第4章 重力異常から地球の構造をみる
第5章 重力異常から地球のダイナミクスをさぐる
第6章 重力研究の将来