アメリカズカップのテクノロジー Nippon Challenge America’s Cup
四六判 238ページ
価格：3,080円 (消費税：280円)
ISBN978-4-13-063802-9(4-13-063802-5) C105
奥付の初版発行年月：2000年06月
価格：3,080円 (消費税：280円)
ISBN978-4-13-063802-9(4-13-063802-5) C105
奥付の初版発行年月：2000年06月
内容紹介
148年間にわたる伝統ある“アメリカズカップ（ＡＣ杯）”に1992年，初めて日本が参加し，そして2000年の第30回ニュージーランド大会では日本艇のすばらしい活躍に参加国が注目するまでになった．ニッポンチャレンジの戦闘機のような「阿修羅」「韋駄天」は最速のボートだった．科学と情報工学で武装した若い技術開発チームは，ほとんどアメリカズカップに手をかけていたのだった．本書は技術全般を統括した著者による艇完成までの苦労話から，先端技術を駆使した各国の技術競争の現状や勝つためのレース運営上マネジメントの大切さ，レース戦略など，AC杯にまつわる興味深い話題を綴る．
目次
プロローグ
第1章 スタート
1.アメリカズカップの始まり ２.第29回1995年
第2章 技術マネジメント
1.組織作り 2.チーム構造 3.スケジューリング 4.コンセプト作り
第3章 科学を結集する
1.ヨットを走らせる 2.デザイン・バイ・シュミレーション
3.ＡＣ艇の設計 4.バーチャル・デザイン・オフィス
5.プロトタイプ実験 6.実船実験
第4章 レース戦略
1.風を測る 2.レース・シミュレーション 3.ボートの選定
4.チームワーク 5.ツーボート 6.新艇
第5章 レース
1.オークランド 2.一回戦 3.二回戦 4.三回戦
5.セミ・ファイナル 6.マネジメント
第6章 サイエンスとシンセシス
1.非常識 2.自由表面衝撃波 3.システム統合と設計 4.技術革新
エピローグ