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十八世紀日本絵画史研究若冲の世紀

若冲の世紀 十八世紀日本絵画史研究

A5判 824ページ
価格:14,300円 (消費税:1,300円)
ISBN978-4-13-080227-7 C3071
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年03月上旬

内容紹介

商品経済が発達し、画譜の出版によってアマチュア画家が活躍した18世紀。「複製技術の時代」ともいえるこの時期、視覚文化はいかに変容したのか。江戸絵画の頂点をなす若冲と京都画壇の画家たちの創造力の源泉、そして作品が共有する構造に迫る。【東京大学出版会創立70周年記念出版】

著者プロフィール

佐藤 康宏(サトウ ヤスヒロ)

東京大学名誉教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに
第一章 十八世紀京都画壇――ひとつの概観
第二章 明末蘇州派と十八世紀京都画壇
第三章 初期南画の絵画論――荻生徂徠から池大雅まで
第四章 真景図と見立て――池大雅「箕山瀑布図」を起点に
第五章 藍の時代の大雅――三十代から四十代への画風展開
第六章 遠景の色――大雅の山水画における白描と青緑
第七章 蕪村が謝寅になるまで
第八章 雅俗の都市像――與謝蕪村「夜色楼台図」
第九章 若冲における模写の意義
第十章 若冲の鶏
第十一章 市場の画家――伊藤若冲「動植綵絵」
第十二章 若冲の水墨画
第十三章 黒い光の中、舟は二都の縁を巡る――伊藤若冲「乗興舟」
第十四章 蕭白新論
第十五章 横断する龍――曾我蕭白「雲龍図」
第十六章 蛇玉山人のこと
第十七章 松林山人のこと
第十八章 大首絵というモード――歌麿と冩樂


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