シリーズ言語態
間文化の言語態
A5判 312ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-084066-8(4-13-084066-5) C338
奥付の初版発行年月:2002年02月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-084066-8(4-13-084066-5) C338
奥付の初版発行年月:2002年02月
内容紹介
複数の言語が国民国家という枠を越えて交錯するいま,クレオール,越境する文学,多言語・多文化性などに象徴される「言葉」のダイナミックな生存様態がいかに創動されるかを分析する.異文化どうしが衝突する間(はざま)に,多言語が共存するための可能性をさぐる.
目次
I 間文化の言語態
1 異文化発見の船出(池田信雄)
2 帝国ロシアにおける間文化と民族(西中村浩)
3 プリミティヴィズム—アート—性(ヘルベルト・イーアリングス)
4 国姓爺合戦の時代(小森陽一・内藤千珠子)
II 文化接触の言語態
5 多言語状況におけるテクスチュアリティの政治学(ペーター・ジャコムッツィ)
6 多民族の共存から世界平和へ(中澤英雄)
7 パール・バック『母の肖像』をポピュラーにした読み(足立節子)
8 谷崎潤一郎と異国の言語(野崎 歓)
9 「日本語教育」の執拗低音(木村哲也)
III 世界化と間文化
10 英語文化の力学(斎藤兆史)
11 塹壕と寝室(大久保譲)
12 ユダヤ文学の語りの戦略(西 成彦)
13 脱・植民地化への苦悩(川村 湊)
14 メディアと世界同時性(今福龍太)