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図像の意味講座日本美術史3

講座日本美術史
講座日本美術史3 図像の意味

A5判 352ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084083-5(4-13-084083-5) C337
奥付の初版発行年月:2005年06月

内容紹介

作品相互の関係性や様式に着目したのち,美術史学は図像学,図像解釈学的観点から主題の意味を探る.テクストの規制に従い,ときに外れながら生み出される造形,ダブル・イメージなど,仏画,山水画といった多様な作品を通して図像の意味を読み解く.

講座 日本美術史【全6巻】


目次

序(佐藤康宏)
第1章 テクスト/コンテクスト
仏像の意味と上代の世界観——内と外の意識を中心に(長岡龍作)
青不動——画像と行法をめぐる形と意味(泉武夫)
大原御幸図の源流——宮廷和画図像の継承(相澤正彦)
探幽縮図から見た東アジア絵画史——瀟湘八景を例に(板倉聖哲)

第2章 ダブル・イメージ
荘厳と寓意——流水片輪車蒔絵螺鈿経箱をめぐって(須藤弘敏)
隠棲の風景——神護寺所蔵「山水屏風」とその周辺(中島 博)
風流の造形,なぞらえる操作——「見立」と「やつし」とその周辺(浅野秀剛)

第3章 現実と図像との交渉
不思議な聖者たち——布袋・蜆子・陳搏(奥平俊六)
王権への追憶——太閤秀吉と風俗画のあやしい関係(成澤勝嗣)
都市とその辺境——岸田劉生「道路と土手と塀(切通之写生)」(佐藤康宏)


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