講座日本美術史
講座日本美術史4 造形の場
長岡 龍作:編
A5判 368ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084084-2(4-13-084084-3) C337
奥付の初版発行年月:2005年09月
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084084-2(4-13-084084-3) C337
奥付の初版発行年月:2005年09月
内容紹介
様式論・図像学・図像解釈学という美術史学の方法論の新展開をみたうえで,本巻では,造形と場とのかかわりを探る.それぞれの時代に特有な空間意識と造形の関係,作品の構造そのものを規定する場のあり方と造形の機能,そして造形をとりまく人々——仏師,施主など——,さらには造形の生きる社会について考察する.
講座 日本美術史【全6巻】
目次
序(長岡龍作)
第1章 造形の居場所
仏像をめぐるいとなみ——上代法隆寺を場として考える(長岡龍作)
花鳥の居場所——西本願寺書院のイメージ・システムを中心に(太田昌子)
殿様の銅像(木下直之)
第2章 造形と個別の磁場
頂相管窺——成立をめぐって
詩画軸の構造と場——杜甫の詩意図をめぐって(高橋範子)
屏風=儀礼の場の調度——葬送と出産を例に(榊原 悟)
第3章 造形の生きる社会
院政期の僧綱仏師をめぐる仏像制作の場——仏師賢円を中心にして(根立研介)
ジェンダー論——地獄に堕ちた女たち(加須屋誠)
生身仏像論(奥 健夫)
錦絵の制作と流通(大久保純一)