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<かざり>と<つくり>の領分講座日本美術史5

講座日本美術史
講座日本美術史5 <かざり>と<つくり>の領分

A5判 344ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-084085-9(4-13-084085-1) C337
奥付の初版発行年月:2005年10月

内容紹介

造形の場について考察した後,美術史学は「美術と工芸」という分類概念を問い直し,〈かざり〉と〈つくり〉の視点を提案する.ものがかざられる空間としての寺院や武家庭園を分析し,漆芸や陶磁器におけるかざりとつくりの方法を探る.そして染色やつくりものの豊かな造形性をあらためて捉え直す.

講座 日本美術史【全6巻】


目次

序(玉蟲敏子)
第1章 かざる空間の意味と機能
構造から意匠へ——平等院鳳凰堂を解析する(藤井恵介)
住まいの系譜と飾りの系譜(川本重雄)
武家庭園の近代——江戸から東京へ(金行信輔)
第2章 かざりとつくりの方法
〈かざり〉と〈つくり〉と絵画の位相(玉蟲敏子)
仏像における<工芸的>なこと——仏像の金属製荘厳具をめぐって(武笠朗)
蒔絵の「色」——絵画と工芸のはざまで(日高薫)
陶磁のかざり——宴のうつわを中心に(荒川正明)
第3章 かざりとつくりの諸相
外への視線——標の山・南蛮人・唐物(泉万里)
友禅の虚像と実像(丸山伸彦)
屋根の上のつくりもの(木下直之)


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