画工の近代 植物・動物・考古を描く
藏田 愛子:著
A5判 384ページ
価格:9,680円 (消費税:880円)
ISBN978-4-13-086068-0 C3071
奥付の初版発行年月:2024年02月 / 発売日:2024年02月上旬
価格:9,680円 (消費税:880円)
ISBN978-4-13-086068-0 C3071
奥付の初版発行年月:2024年02月 / 発売日:2024年02月上旬
内容紹介
近代日本の大学や博物館に雇用され、動植物、考古等の学術標本を描いた画工。彼らの制作の実態は明らかにされてこなかった。本書は、学問の発展に寄与し、雑誌や図鑑の挿図を通して社会への知識普及にも貢献した、画工の幅広い活動の意義を考察する。
著者プロフィール
藏田 愛子(クラタ アイコ)
東京大学大学院人文社会系研究科助教
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章
第Ⅰ部 画工の居た場所
第一章 描き手の官庁出仕
第二章 明治期前半頃の博物館活動
第三章 動物剥製法における動物写生図の役割
第四章 東京大学の画工
第Ⅱ部 植物学における図示
第五章 小石川植物園の画工――渡部鍬太郎
第六章 植物知識の普及――西野猪久馬
第Ⅲ部 画工がつくる学問のイメージ
第七章 考古学と模様集――大野雲外
第八章 明治四十年における「日本の太古」
終章