世界の伝記 科学のパイオニア
メンデルと遺伝
A5判 144ページ 上製
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-472-05969-8 C8323
奥付の初版発行年月:2016年05月 / 発売日:2016年05月上旬
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-472-05969-8 C8323
奥付の初版発行年月:2016年05月 / 発売日:2016年05月上旬
内容紹介
現代に続く遺伝学の基礎をつくったメンデルは、有名なエンドウマメの実験を8年にわたって根気強く修道院で続け、「メンデルの法則」を発見した。なぜ大学や研究所ではなく修道院だったのか、その発見が長く見過ごされた当時の自然科学の状況はどうだったかを、周囲の人々に慕われた彼の人間性、その生涯と重ね合わせて紹介。
著者プロフィール
ウィルマ・ジョージ(ジョージ,W.)
オックスフォード大学のレディ・マーガレット・ホールとサマービル・カレッジで特別研究員および講師をつとめる。大学では動物学・遺伝学・科学史の講義を受けもつ。著書に『Elementary Genetics(遺伝学入門)』『動物地理学』『Biologist Philosopher(生命の哲学者)』『動物と地図』がある。夫は小説家のジョージ・クローザー。
新美 景子(ニイミ ケイコ)
東京都生まれ。おもに児童向けノンフィクションの翻訳・執筆にたずさわる。訳書に『生物学』『人体』『有袋類のこと』(ともに玉川大学出版部)など。著書に『ペットの幸福度』『環境とエネルギー』(ともに大月書店)など。科学読物研究会会員。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに(新美景子)
1 序章
2 ヨハン、グレゴールという修道名をさずかる
3 ブルノの修道院で
4 ウィーン大学での日々
5 メンデルよりまえの時代の植物交雑と細胞説
6 メンデルの実験
7 修道院長としてのメンデル
8 メンデルよりあとの時代の植物交雑と細胞説
メンデル略年表
索引