科学技術社会論研究7
女性と科学技術
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-472-18307-2 C3040
奥付の初版発行年月:2009年10月
少子高齢化が進展する状況下、科学技術分野の国際競争力向上のために、多様な人材、とりわけ理系の女性研究者を育成し登用することが求められている。女子高校生の理系敬遠の問題、女性技術者の就労状況、女性研究者の人材育成支援策など、日本の科学技術分野における女性研究者の問題を論じる。小特集「科学と法の接点」。
目次
特集=女性と科学技術
女性と科学技術──人材問題に焦点を定めて
女子高校生の「文」「理」選択の実態と課題
高専女子卒業生の就労状況
科学技術分野における女子学生の動向,現状と今後
女性研究者支援の現状と課題
産業界の理工系女性の活躍促進に向けて
今なぜ科学技術分野における女性研究者なのか?
小特集=科学と法の接点──法廷における科学
科学と法──背景と課題
不確実な科学的状況における法と科学の問題
法廷の科学リテラシー──科学者証人の体験から
戦後日本の食品関連訴訟における科学論争
裁判所における「科学」──法学研究者の立場から
論文
風力発電と住宅用太陽光発電に関するイノベーションの発生と普及──技術と社会経済性の要因分析より
原子力技術の社会構成論──米国と日本の比較構造分析
ポストドクターのキャリア形成──理論物理学専攻者調査から
短報
安全・安心とプライバシーの相克──ICタグユーザーの意識調査を事例として
科学記事の分かりやすさについてのアンケート分析
書評
小林傳司『トランス・サイエンスの時代──科学技術と社会をつなぐ』/石黒武彦『科学の社会化シンドローム』
北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット編著『はじめよう! 科学技術コミュニケーション』,廣野喜幸編『科学コミュニケーション論』
日本産業技術史学会編『日本産業技術史事典』
学会の活動
投稿規定
執筆要領