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季節の民俗誌

季節の民俗誌

四六判 468ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-472-30308-1 C0039
奥付の初版発行年月:2016年07月 / 発売日:2016年07月下旬

内容紹介

民俗学の蓄積をふまえ、あまり日のあたらなかった年中行事や、年中行事の体系のなかに入りにくかった季節にかかわる人びとのいとなみに光をあてる。雪国の土の匂い、潮の匂いが色濃くしみた「自然暦」や「多雪予測の兆象伝承」など、「もうひとつの歳時記」に目を凝らす。平成27年文化功労者顕彰。環境民俗学の礎を担う書。


目次

序章 めぐりくる季節のなかで

Ⅰ 雪国の春
 一 堅雪の気配─春微動
 二 キドい山菜を食べる
 三 ツララの長さとその変化
 四 渡り鳥の去来
 五 ブナと熊

Ⅱ 季節対応の民俗
 一 住まいのくふう
 二 ムケの朔つい日たちを追う

Ⅲ 籠る季節の民俗
 一 生きものの冬籠り
 二 トコロの力
 三 ナマハゲ・カセドリ─呼称に託された祈り
 四 始原の年とり食

Ⅳ 冬を迎え、冬を送る─その行事の深層
 一 大師講─雪のまれびと 
 二 膝塗り─凍結と滑倒の季節にむけて
 三 コト八日と太陽

Ⅴ 自然暦と季節の伝承
 一 自然暦
 二 季節の伝承─多雪予測の兆象

終章 季節の風を受けて


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