大学出版部協会

 

大学の意思決定支援IR実践ハンドブック

高等教育シリーズ155
IR実践ハンドブック 大学の意思決定支援

A5判 360ページ 並製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-472-40453-5 C3037
奥付の初版発行年月:2012年03月 / 発売日:2012年03月中旬

内容紹介

学習成果や学内のデータを収集し分析した情報を、自己評価や質保証、計画策定につなげていくインスティチューショナル・リサーチ(IR)という機能が注目されている。IR担当者が心得ておくべきツールやデータ分析の手法、学内への貢献の仕方を解説。大学の説明責任を果たし、意思決定、戦略形成に寄与するノウハウを網羅。


目次

まえがき

第1章 エンロールメント・マネジメントと学務
リック・クロック、ゲイリー・ハンソン(訳:嶌田敏行、大川一毅、奥居正樹)
1.1 エンロールメント・マネジメントの領域・範囲
1.2 学生募集
1.3 学生の流動
1.4 エンロールメント・マネジメントの支援

第2章 大学教育の有効性、学生の学習、成果のアセスメント
ジョン・ムッフォ(訳:齋藤聖子)
2.1 定義
2.2 全米州立大学・土地付与大学協会の指針書
2.3 米国高等教育協会グッドプラクティスの指針
2.4 実践的な指針
2.5 授業や教育部門におけるアセスメント
2.6 機関別アセスメント
2.7 特別プロジェクトや施策のアセスメント
2.8 将来展望

第3章 教育プログラムと教員の問題
マイケル F. ミッドウ(訳:野田文香)
3.1 教員の活動に関する新しい考え方
3.2 「教員」とは誰であり、何をするのか?

第4章 資源管理及び質の向上
ローラ・サンダース(訳:浅野茂)
4.1 先行研究
4.2 経済の一部をなす教育
4.3 変化する高等教育の展望
4.4 ビジネスとは一線を画す高等教育
4.5 最近の動向-機関の変化
4.6 市場の断片化
4.7 分析上の課題-費用VS単価
4.8 費用の特定
4.9 価格の設定
4.10 効率性と生産性の分析
4.11 比較調査
4.12 技術
4.13 資本
4.14 経済的な影響
4.15 補助組織
4.16 道具
4.17 州の予算業務
4.18 優良事例
4.19 情報源
4.20 資源分析に係るIRオフィスのその他の役割
4.21 未来への展望

第5章 計画策定と政策分析
ジョン・ポーター、ロバート・フェンスキ、ジョナサン・ケラー(訳:西出順郎)
5.1 ガバナンス
5.2 政策分析
5.3 計画策定
5.4 計画策定ガバナンスにおける資源、政策分析そして計画策定

第6章 IRの理論・実務・職業倫理
ゲイリー・マクラフリン、リチャード・ハワード(訳:林隆之)
6.1 専門職としての背景
6.2 理論
6.3 IRの実務における課題
6.4 おわりに

第7章 IRのための技術とツール
ビクター・ボーデン、トッド・マッサ、ジョーン・ミラム(訳:山下泰弘)
7.1 IRのプロセスと成果物
7.2 IRの役割と技術に関するスキル
7.3 将来との照合:現在の潮流はどこへ向かうのか

訳者解題
1.本書の位置づけと翻訳の意図(林隆之・井田正明)
2.米国におけるIR機能発展の背景(小湊卓夫・佐藤仁)
3.日本へのIRの適応可能性(小湊卓夫・嶌田敏行)

参考:本書各章の概要


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