美術の国の自由市民 矢代幸雄とバーナード・ベレンソンの往復書簡
A5判 408ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-472-40555-6 C3071
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年04月上旬
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-472-40555-6 C3071
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年04月上旬
内容紹介
美術史家・美術評論家の矢代幸雄(1890-1975)と、その師であるルネサンス美術研究の泰斗バーナード・ベレンソン(1865-1959)の計114通にのぼる英文の往復書簡を翻訳する。日本の美術史学の展開を示す交流ドキュメントであり、日本美術をグローバルな文脈で捉える視座がいかに形成されたのかを知るための、重要な資料である。
目次
はじめに――手短な人物紹介……越川倫明
往復書簡の公刊に寄せるメッセージ……矢代若葉
書簡
第1章 1923(大正12)―1925(大正14)年 書簡1〜13
第2章 1927(昭和2)―1928(昭和3)年 書簡14〜17
第3章 1933(昭和8)―1942(昭和17)年 書簡18〜35
第4章 1948(昭和23)―1951(昭和26)年 書簡36〜50
第5章 1952(昭和27)―1953(昭和28)年 書簡51〜67
第6章 1954(昭和29)―1955(昭和30)年 書簡68〜87
第7章 1956(昭和31)年 書簡88〜96
第8章 1957(昭和32)―1959(昭和34)年 書簡97〜114
論考
矢代幸雄と美術研究所――バーナード・ベレンソンの美術研究方法を日本に紹介する志の実現……山梨絵美子
日本人批評家、ボッティチェッリを語る――矢代幸雄のモノグラフ(1925年)における断片化と普遍性……ジョナサン・K・ネルソン
あとがきにかえて
バーナード・ベレンソン、矢代幸雄略年譜……山梨絵美子、越川倫明
索引
(編訳・註解)山梨絵美子、越川倫明
(特別寄稿)ジョナサン・K・ネルソン
(翻訳)中村明子/小林亜起子/深田麻里亜/下東佳那