教科指導法シリーズ
小学校指導法 算数 改訂第2版
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-472-40576-1 C3337
奥付の初版発行年月:2019年09月 / 発売日:2019年09月中旬
前半で新学習指導要領の基本的な考え方を読み解き、後半で各領域の指導内容や指導方法を提示するテキストシリーズ。2016(平成29)年改訂の学習指導要領に対応。小学校の算数に限定せず、中学校・高等学校も含めた数学教育を射程に入れて算数科指導を俯瞰し、歴史的、国際的視野でも算数を捉える。活動案、実践例を多数掲載。
【執筆者】
守屋誠司 高阪将人 太田直樹 丹洋一 詫摩京未 加藤卓 岡部恭幸 口分田政史 奥山賢一 富永順一
目次
Ⅰ 算数科教育の理論と方法
―意義と役割,目標と内容,歴史,世界の算数・数学教育―
第1章 数学教育学入門
第1節 算数の指導と数学教育学
第2節 数学教育の目的と目標
第3節 数学教育とほかの教科との関わり
第4節 実践的な数学教育学の研究
第2章 算数・数学教育の歴史
第1節 変動してきた数学教育
第2節 日本の数学教育の黎明と敷衍―奈良時代,江戸時代から明治まで―
第3節 数学教育改造(改良)運動の時代
第4節 皇国への道と終戦
第5節 復興と独立の時代(新教育と単元学習)
第6節 民間教育運動と単元学習からの脱却
第7節 数学教育の現代化運動と科学化運動
第8節 ゆとりと情報化の時代へ
第9節 学力回復とSociety 5.0への対応へ
第10節 教材研究の復活のために
第3章 世界の算数・数学教育
第1節 コンピテンシーに基づく教育改革の世界的潮流
第2節 STEM教育
第3節 国際バカロレア
第4節 開発途上国の数学教育
第4章 幼児教育と特別支援教育
第1節 数学教育学における幼児期の数量活動
第2節 数学教育学における特別支援教育
Ⅱ 算数科教育の実践
―数と計算,図形,測定(量),変化と関係,データの利用,数学的活動,授業づくりと指導の方法―
第5章 数と計算(1)
第1節 目標と系統性
第2節 数理会と四則計算におけるつまずきと課題
第3節 数の概念理解から整数内の四則計算
第6章 数と計算(2)
第1節 分数と小数の導入とその計算
第2節 分数と小数のつまずきと課題
第3節 式の表現と文字式
第7章 図形
第1節 目標と系統性
第2節 図形におけるつまずきと課題
第3節 認識の発達と幼児教育の例
第4節 平面・立体の幾何
第5節 面積と体積
第6節 発展的な幾何教育
第7節 論理の指導
第8章 測定(量)
第1節 目標と系統性
第2節 つまずきと課題
第3節 長さ・重さ
第9章 変化と関係
第1節 目標と系統性
第2節 つまずきと課題
第3節 単位量当たりの大きさと割合
第4節 比例と反比例
第10章 データの利用
第1節 目標と系統性
第2節 つまずきと課題
第3節 グラフと統計(代表値・散布度)
第4節 順列と組み合わせ
第5節 確率の教育(発展)
第11章 数学的活動
第1節 数学的活動とは
第2節 数学的活動の意義
第3節 数学的活動の授業実践例
第4節 子どもの生き方に意義のある活動を
第12章 授業づくりと指導の方法
第1節 授業設計と学習指導案
第2節 授業方法
第3節 ICTの活用とプログラミング教育