高等教育シリーズ180
大学のIRと学習・教育改革の諸相 変わりゆく大学の経験から学ぶ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-472-40615-7 C3037
奥付の初版発行年月:2021年11月 / 発売日:2021年11月中旬
本書では、大学における学習・教育に関するマネジメントやIRの在り方を、国内外の特色ある事例を紹介することで追究する。個別大学のケース・スタディを紹介し、組織がデータに向き合う際の目的や問いにどのように取り組んでいくのか、その方法から今後のIRの姿を探る。第3部ではコロナ禍での国内外の大学の取り組みも紹介する。
目次
まえがき
序 章 大学のIRと学習・教育改革の諸相への視点
1 大学のIRと学習・教育改革の背景
2 高等教育の環境状態の変容
3 環境適応を志向する組織のマネジメント
4 新たな環境変化と各章における検討の概要
第Ⅰ部 諸外国の大学におけるIRと学習・教育改革
第1章 財政的な危機的状況における戦略的計画を通じた質保証
――米国・ペンシルベニア州立大学の根拠に基づくプログラム・レビュー
1 財政難に直面する米国州立大学の質保証への注目
2 機関の戦略的計画を通じた質保証
3 プログラム・レビューを通じた質向上の推進に関する課題
第2章 大学の教育改善に向けたプログラム・レビューとIR
――米国・マサチューセッツ州立大学アマースト校とカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の経験から
1 プログラム・レビューを通じた教育改善
2 米国の大学におけるプログラム・レビュー
3 日本の大学におけるプログラム・レビューへの示唆
第3章 質保証に向けた教育・学習マネジメントにおける学生データの活用
――フィンランド・ヘルシンキ大学のLEARNフィードバック・システム
1 大学におけるデータ活用への注目
2 ヘルシンキ大学の戦略とLEARNフィードバック・システムの構築
3 フィードバック・データの収集と活用
4 LEARNを通じた学生データ活用の特質とその課題
第4章 ベンチマークを意識した教学マネジメント
――英国・キングストン大学における質向上の取り組み
1 英国の高等教育における質保証やマネジメントの特質
2 英国における高等教育質保証政策の動向
3 キングストン大学の取り組み
4 根拠に基づく大学のオートノミーとしての質保証への挑戦
第Ⅱ部 日本の大学におけるIRと学習・教育改革
第5章 立命館大学における教学IRの開発の展開と課題
――リサーチ・クエスチョンを通して
1 立命館大学におけるIRプロジェクトの背景と概要
2 大学のIRを取り巻く国内外の状況
3 立命館大学における教学IRの開発
4 立命館大学におけるIR開発の成果および課題
第6章 大学における教育の評価とマネジメント
――内部質保証システムとIRの観点から
1 大学における内部質保証システムと教学マネジメントの推進
2 大学の自己点検・評価に基礎を置く内部質保証システム
3 内部質保証システムの運用に関する実態
4 大学の実践にみる内部質保証システムの運用とマネジメント
第Ⅲ部 大学のIRと学習・教育改革の展望
第7章 大学のIRと学習・教育改革の新たな展開
――パンデミック影響下の経験からの示唆
1 パンデミック影響下にある大学のIRと学習・教育改革への視点
2 高等教育の環境状態と主要な動向
3 デジタル時代における大学のIRと学習・教育
4 環境急変期における大学IRの諸相
5 大学のIRと学習・教育改革の展望
あとがき
初出一覧
索引