平成23年度版 合格マスター
電験三種 電力
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-501-21290-2 C3054
奥付の初版発行年月:2010年12月 / 発売日:2010年12月中旬
過去の出題傾向を分析し、重要事項を中心として解説。1テーマの重要事項と例題を見開き2ページで解説。受験者の学習の整理に役立つ。平成22年度の試験問題と答、また過去10年間の出題傾向の分析を掲載。
電気事業法では,一定規模以上の電気設備を備えるビルや工場等の保安の監督者として電気主任技術者を定め,電気設備の電圧や種類に応じて,第一種,第二種及び第三種と免状が分けられています。この中で最も取得しやすいのが第三種電気主任技術者試験,いわゆる電験三種になります。
本合格マスターシリーズは,電験三種受験者を対象とし,理論,電力,機械,法規の4巻構成として,必要な分野から学習を進めることができるように,内容を各巻ごとに完結させてあります。また,各項目については,分かりやすくするために,見開き2ページでポイントと例題を解説しました。例題と章末問題は試験の出題に準じた形式になっていますので,受験練習のつもりで解いてみてください。
著者陣は,教育現場や企業における実践指導の実績と合格のためのノウハウを有するベテランであり,既出問題の分析に基づいて重点事項を厳選するという観点で内容を構成しています。本シリーズによって多くの方が合格されることを筆者とともに心から祈念しております。
東京電機大学 電験研究会
目次
第1章 水力発電
1.1 ベルヌーイの定理
1.2 河川の流量と流況曲線
1.3 水力発電所の出力
1.4 ダムと水路
1.5 水力発電設備
1.6 水車の種類
1.7 水車の付属設備
1.8 水車の比速度
1.9 キャビテーション
1.10 速度変動率と速度調定率
1.11 調速機
1.12 調整池・貯水池式発電所
1.13 揚水発電所
1.14 水車発電機
章末問題
第2章 火力発電
2.1 熱サイクル
2.2 熱効率の向上策
2.3 発電端熱効率と送電端熱効率
2.4 ボイラー効率と熱サイクル効率
2.5 タービン効率
2.6 燃料消費率と熱消費率
2.7 大気汚染防止対策
2.8 ボイラ
2.9 ボイラの付属設備
2.10 蒸気タービン
2.11 タービン発電機
2.12 復水器
章末問題
第3章 原子力発電
3.1 原子力発電の原理
3.2 沸騰水型原子炉
3.3 加圧水型原子炉
3.4 原子炉構成材
3.5 核燃料サイクル
章末問題
第4章 特殊な発電方式
4.1 ディーゼル発電
4.2 ガスタービン発電
4.3 コンバインドサイクル発電
4.4 太陽光・地熱・風力発電
章末問題
第5章 変電
5.1 変電所の設備
5.2 変圧器の結線
5.3 変圧器の百分率インピーダンス降下
5.4 変圧器の並行運転
5.5 遮断器と断路器
5.6 避雷設備
5.7 調相設備
章末問題
第6章 送電線路
6.1 送電線路と支持物
6.2 電線
6.3 がいし
6.4 架空地線
6.5 ねん架
6.6 電線のたるみ
6.7 電線の振動
6.8 電線の荷重
6.9 フェランチ効果
6.10 コロナの発生
6.11 雷害とその対策
6.12 塩害・雪害とその対策
6.13 直流送電
6.14 中性点接地方式
6.15 誘導障害
6.16 絶縁協調
6.17 保護継電器
章末問題
第7章 配電線路
7.1 架空配電線路の構成
7.2 支線I
7.3 支線II
7.4 樹枝状方式とループ方式
7.5 低圧バンキング方式と低圧ネットワーク方式
7.6 単相3線式配電線路とバランサ
7.7 三相4線式(400V配電方式と電灯動力共用方式)
7.8 配電線路の電圧降下Ⅰ
7.9 配電線路の電圧降下Ⅱ
7.10 配電線路の電圧降下Ⅲ
7.11 所要電線量の比較
7.12 配電線路の送電電力
7.13 配電線路の電力損失
7.14 配電線路の電圧降下率
7.15 配電線路の電圧調整
7.16 オーム法と百分率インピーダンス法
7.17 配電線路の保護装置
7.18 ケーブルの種類と構成
7.19 ケーブルの布設
7.20 ケーブルの線路定数
7.21 ケーブルの充電容量
7.22 ケーブルの損失
7.23 地中電線路の故障点標定法と劣化診断
7.24 力率の改善
章末問題
第8章 電気材料
8.1 導電材料
8.2 磁性材料
8.3 絶縁材料
章末問題
章末問題の解答
索引