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第3版 機械の設計 考え方・解き方

第3版 わかりやすい機械教室
機械の設計 考え方・解き方

A5判 296ページ 並製
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-501-41580-8(4-501-41580-0) C3053
奥付の初版発行年月:2006年03月 / 発売日:2006年03月上旬

内容紹介

学生,初級技術者を対象とした演習入門書

前書きなど

 機械を設計するということは,必要とする機械装置・器具を製作から運転・保守・管理まで,操作性・安全性および経済性をも含めた諸条件をバランスよく総合することである。
 したがって,機械設計を学ぶには,まず,力学・材料力学・熱力学・流体力学はもちろん材料学,機械工作法など機械工学の基礎的な事柄を正しく理解し,その応用力を高め,幅広い知識を身につけておく必要がある。そのうえで,機械装置を設計するには,構成する部品を組み立てる締結要素や動力を伝えるための伝動要素など,いわゆる機械要素の設計ができなければならない。
 本書は,大学・短大・工業高校・高等専門学校で初めて機械要素の設計法を学ぶ方々を対象に,次の点を重点において書いたものである。
 ① 力学などの基本的な知識は,本シリーズの「機械の力学考え方・解き方」,「流体の作用とその応用機械」,「油圧の動作とその応用機器」,「工業熱力学入門」などを参照し,これらのものは,すでに理解されたものとして考えている。
 ② 身近かで実際的な事例をとりあげ,図や表を多く示し,説明は平易にし,内容はより高いものとする。
 ③ 例題は,基礎的なものから応用まで,程度のちがう問題を幅広く掲げ,「考え方」と「解き方」を確実に理解する。
 したがって,本書は,学生・生徒諸君の演習入門書としてのみならず,機械工学について学び,技術者として実際の設計業務にたずさわる方々の参考書としても役に立つものと思う。
 執筆にあたり,多くの文献・著書を参考にさせていただいた著者の方々に対し深く感謝いたします。また,本書の出版に当たり,多大のご尽力をいただいた東京電機大学出版局の関係各位に心からの感謝を表します。
 平成18年3月   著者記す


目次

1.機械設計の基礎
 1・1 標準規格
 1・2 材料とその選び方
 1・3 材料力学とその基礎
 1・4 寸法公差・はめあい
2.締結用機械要素
 2・1 ねじ
 2・2 ボルト,ナット
 2・3 リベット継手
 2・4 その他の締結要素
3.軸に関する機械要素
 3・1 軸
 3・2 軸受
 3・3 軸継手
4.動力伝動用機械要素
 4・1 歯車
 4・2 歯車伝動
 4・3 チェーン伝動
5.圧力容器と管路
 5・1 圧力容器の強さ
 5・2 管路の設計
6.その他の機械要素
 6・1 ばね
 6・2 ブレーキ
 6・3 フライホイール

付表
復習問題
復習問題の答え
索引

関連リンク

正誤表


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