Office 2010/Windows 7版 学生のための情報リテラシー
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-501-54940-4 C3004
奥付の初版発行年月:2011年02月 / 発売日:2011年02月下旬
Microsoft Officeを活用して情報リテラシーを身につけるテキスト。基本的な文書作成・表計算・プレゼン資料の作成から、データベース、インターネット活用まで、重要な項目を精選して解説。実践的な例題を手順にそって丁寧に解説。課題学習型で実力がつく。情報教育の教材や自学自習のテキストに。
リテラシーという言葉は,「読み,書き」という誰でも持っている基本的な能力を意味する言葉である.情報リテラシーは,「読み,書き」という基本的な能力と同じように,パソコンによる情報処理能力を持つということである.
現在,インターネットをはじめ,IT(Infomation Technology)すなわち情報技術が,社会のあらゆる分野に浸透している.
このような社会において,パソコンの利用方法を学び,情報処理の技術を持たないと,必要な情報を得られない,就職にも影響するなど,社会生活において,大きな不利益を被ることになる.すなわち,デジタルデバイド(情報格差)を生じることになる.
すでにパソコンを所有し,インターネットを使い,電子メールで情報のやりとりをしている学生諸君は多いと思う.しかし,それだけに止まらず,情報リテラシーについて系統的に学習することは大切である.
本書は,大学や専門学校を卒業し,社会に出て仕事に携わるときに必要なパソコンによる情報処理技術についてまとめたもので,Microsoft Officeを中心として,次の項目から構成されている.
1.情報化社会と情報リテラシー
2.パソコンの構成とソフトウェア
3.パソコンの基本操作
4.Wordによる文書の作成
5.Excelによる計算表とグラフの作成
6.PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成
7.インターネットの利用
8.Accessによるデータベース
これだけマスターすれば,パソコンをつかったひととおりの情報処理はできると思う.紙数に制限があるため,個々の項目については,割愛した部分も多い.これについては他書で学習し,パソコンを使いこなせるようにして頂きたいと思う.
本書は,大学や専門学校における情報リテラシーのテキストとして作成したものであるが,情報リテラシーの独習書としても使えるように配慮した.本書により情報リテラシーについて学習し,パソコンを使いこなし,仕事に役に立てていただきたいと思う.
本書の執筆を勧めていただいた東京電機大学出版局長植村八潮さん,および編集の労を執っていただいた坂元真理さんに心からの感謝の意を表したい.
2011年2月
著者しるす
目次
Chapter 1 情報化社会と情報リテラシー
1・1 工業化社会から情報化社会へ
1・2 情報化社会の問題点
1・3 情報リテラシーとは
演習問題
Chapter 2 パソコンの構成とソフトウェア
2・1 パソコンの基本構成
2・2 ソフトウェアの概要
2・3 Microsoft Office
演習問題
Chapter 3 パソコンの基本操作
3・1 Windowsとアプリケーションソフトの起動・終了
3・2 ウィンドウの基本操作
演習問題
Chapter 4 Wordによる文書の作成
4・1 Wordの画面
4・2 簡単な文書の作成・修正
4・3 ツールボタンの使い方・文書の印刷・保存
4・4 文字入力と編集
4・5 知っていると便利な機能
演習問題
Chapter 5 Excelによる計算表とグラフの作成
5・1 簡単な計算表の作成
5・2 表計算のテクニック
5・3 Excelの応用
演習問題
Chapter 6 PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成
6・1 プレゼンテーションの概要
6・2 スライドの作成
6・3 いろいろなスライドの作成
6・4 プレゼンテーションの表示効果
6・5 説明資料の作成
演習問題
Chapter 7 インターネットの利用
7・1 インターネットの概要
7・2 ウェブページの閲覧
7・3 電子メールの送受信
7・4 ウェブページの作成の基礎
7・5 CSSを使ったウェブページ
7・6 いろいろなウェブページの作成
演習問題
Chapter 8 Accessによるデータベース
8・1 Accessの構成
8・2 テーブルの作成
8・3 データベースの取り扱い
8・4 クエリ
8・5 フォームの作成
8・6 レポートの作成
8・7 ExcelのデータからAccessへの変換
演習問題
索 引
関連リンク
・ダウンロード:例題・演習問題・写真・教材のデータ