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日本的自然観の変化過程

日本的自然観の変化過程

A5判 922ページ 上製函入
価格:12,100円 (消費税:1,100円)
ISBN978-4-501-61210-8(4-501-61210-X) C3040
奥付の初版発行年月:1989年03月 / 発売日:1989年03月下旬

内容紹介

 支配の倫理に対して意義を提起し,伝統的自然観のイデオロギー性を歴史の変化過程の中で解明する。


目次

序論 三つの通史−花と日本人とのかかわり
 日本文学史のなかの花
 キクの日本文化史概説
 ウメとサクラの植物文化史
第一部 日本的自然観の古代的枠組み
 花の思想−その相対化のために
 歳時記−中国起源の《政治的思考》
 サクラと白楽天詩集
 平安王朝びとのサクラ美学
 「やまとだましい」と日本的自然観
 古代日本児童文化史序論
第二部 中世,そして近世へ−日本的自然観の変化過程
 「いけばな」成立期の時代精神と背景社会
 芭蕉と元禄期社会文化
 サクラと近世本草学者三人
 近世社会の植物文化交流史
第三部 明治時代−日本的自然観を相対化したひとびと
 《進歩的》思想家としてのラフカディオ・ハーン像
 正岡子規「写生」説の精神的基盤
 若き牧口常三郎と現代
 山村暮鳥『鉄の靴』の神話的思考


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