大学出版部協会

 

数式・図形・電気の英語表現電気・電子のための 基礎英語

電気・電子のための 基礎英語 数式・図形・電気の英語表現

A5判 140ページ 上製
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-501-61650-2(4-501-61650-4) C3082
奥付の初版発行年月:1999年02月 / 発売日:1999年02月中旬

内容紹介

 工業技術の進歩・改良のためには,諸外国の技術・情報に触れることが不可欠であり,英語の文献や説明書を読む機会も多い。本書は工学の基本とも言える電気・電子工学分野に重点を置き,重要項目を厳選して解説。練習問題を解き,「解説と解答」を読むことにより理解を深めることができる。問題の解き方について詳しく解説してあるため,大学等でのテキストはもちろん,独習書としても最適。

前書きなど

 工業技術の進歩・改良のためには,諸外国の優れた技術(に関する知識・情報)にふれることが不可欠であるといえます。そのためには,それぞれの技術について書かれた書籍・文献・説明書などを読む(読んでその内容を理解できる)能力が求められるわけですが,それらのほとんどすべてのものは,今や世界語ともいえる英語で書かれているといっても過言ではないでしょう。
 ところが,工学を学ぼうとする人々が,英語で書かれた書籍・文献などを読む(読まなければならない)機会が増えてきているにもかかわらず,工学一般の基本的かつ重要な事柄を扱い,しかも,それらをわかりやすく説明してした英文による入門書は,残念ながら,きわめて少ないというのが現状です。
 本書は,専門分野に関する基本的かつ重要な事柄を学び,それらについての理解を深めると同時に,英語(専門分野に特有の技術英語)の運用能力も高める,ということを目的として作成したものです。
 また,電気・電子工学が工学全般の基本をなしているということに鑑み,本書では,特に,電気・電子工学に関連した項目を扱いました。この点もまた,上記の本書の作成目的と相まって,他書には見られない特色であると自負しております。
 まずは独力で問題に取り組む,という姿勢が大切なことはいうまでもありません。独力で練習問題を解いてみましょう。特に,第1部の「数学」に関しては,練習問題に先立つ説明をよく読み,その内容を理解したうえで練習問題に進むとよいでしょう。そして,その後,「解答と解説」を参照して,それぞれの項目に関する理解を深めていってください。
 授業の中でテキストとして用いるだけでなく,独学で電気・電子工学の基礎を学ぼうと考える方々にも活用していただけるようにと,練習問題には,解答に加えて,必要に応じて解き方についての詳しい説明も付けました。また,学習の便を考慮して,「解説と解答」は別冊にしてあります。
 さらには,第1部では「数式と図形」の基礎を扱いましたので,理数系を専門とする方々にも活用していただけると思いますし,第2部で扱っている「電気回路と計測」は,電気・電子工学以外の分野を専門とする方々(たとえば機械工学にとっては,電気・電子工学は,今や必要不可欠な分野といえるでしょう)にも,本書を有効に活用していただけるものと確信しております。
 最後に,工学一般における電気・電子工学分野の重要性を説いて本書の執筆を奨めてくださった東京電機大学の吉澤貞教授,本書の出版の機会を与えてくださった東京電機大学出版局の方々,中でも日本とイギリスという不便な状況にありながらも,本書の内容・構成に関して多くのご助言をくださり,校正終了時まで親身にお世話してくださった,編集課の松崎真理氏に,心より御礼申し上げます。
                                           (ケンブリッジにて)
著者記す


目次

第1部 数式と図形の英語表現
 第1章 数量の単位
 第2章 数
 第3章 四則演算
 第4章 累乗と根
 第5章 括弧と比例ほか
 第6章 平面図形(1)
 第7章 平面図形(2)
 第8章 立体図形
 第9章 位置関係
第2部 電気回路と計測の英語表現
 第1章 直流
 第2章 交流
 第3章 ベクトルと複素数
 第4章 三相交流
 第5章 磁界
 第6章 電磁誘導
 第7章 電界
 第8章 測定と計器
 第9章 計測
 ギリシア語
別冊 ★解答と解説


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。