ソーシャルメディアと〈世論〉形成 間メディアが世界を揺るがす
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-501-63000-3 C3036
奥付の初版発行年月:2016年09月 / 発売日:2016年09月下旬
ソーシャルメディアツールによるコミュニケーションを通し、様々な情報が入手できる一方で、新たな社会問題も発生している。本書では上記のような社会情勢を鑑み、多様なメディアが相互に影響し合う社会における、世論形成の様相を論考。ジャーナリスト、メディアアクティビストとして著名な津田大介氏との対談も収録。
目次
序章 本書の目的と構成
第Ⅰ部 ソーシャルメディア社会における〈世論〉の諸問題
第1章 〈世論〉とは何か―その基礎理論を考える
第2章 インターネットと〈公共圏〉論の系譜
第3章 〈群衆〉と〈公共〉
第4章 ソーシャルメディアの浸透と〈社会関係〉
第5章 ソーシャルメディアの変容と〈社会意識〉
第6章 ソーシャルメディアと世界の劇場化―ハロウィンはなぜ〈マツリ〉化したか
第7章 間メディア社会におけるフラッシュモブ:「バルス祭り」と「バルス離れ」
第8章 ソーシャルメディアとグローバル〈世論〉―パリ同時多発テロをめぐって
第Ⅱ部 現場からの報告
第9章 ネット選挙とソーシャルメディア―社会は,データ化で加速する「イメージ政治」をいかにして読み解くか
第10章 間メディア社会における〈世論〉と〈選挙〉の現在
第11章 アメリカ政治とソーシャルメディア―選挙での利用を中心に
第12章 ソーシャルメディアとイスラム過激派―過激派による勧誘戦略の変遷
第13章 中国のニューメディアと世論形成メカニズム
第14章 まなざしの交錯―ソーシャルメディアと炎上
第15章 デマ・流言と炎上―その拡散と収束
第16章 討論型世論調査(DP)―反実仮想の世論形成装置
第Ⅲ部 ソーシャルメディアとアクティビズム
第17章 「tsudaる」からポスト「ポリタス」まで(対談:津田大介×遠藤 薫)
第Ⅳ部 ソーシャルメディアと〈世論〉,そして社会変動
終章 デジタルネイティブ・ジャーナリズムの新しい動きとビッグデータ
あとがき
注
参考文献
索引
編著者・著者紹介