デザインマネジメントシリーズ
デザインマネジメント原論 デザイン経営のための実践ハンドブック
価格:4,070円 (消費税:370円)
ISBN978-4-501-63180-2 C3034
奥付の初版発行年月:2019年05月 / 発売日:2019年05月下旬
シリーズ第1弾!デザインマネジメント領域の第一人者デイビッド・ハンズ著、待望の翻訳。本領域を学ぶ初学者から実務者までもが学ぶことができる最良の教科書。「デザイン」と「マネジメント」を統合的に扱う非常に難しいテーマであるにもかかわらず、明快でわかりやすい内容と構成。ワークショップなどを重ねながら活用できるハンドブックとしても使用可能。
日本の読者の皆さんへ
日本の読者の皆さんに本書の初版をお読みいただけることになり,非常に光栄です。そして,本書の翻訳に尽力くださった人間中心設計推進機構(HCD-Net)の理事長であり,ソシオメディア株式会社の代表の篠原稔和さんとそのスタッフの皆さんに心からお礼を申しあげます。
デザインマネジメントについての私の考えや洞察をこうして海外の読者の皆さんと新たに共有できることは,大きな喜びです。日本という国は,深い尊敬の念と好奇心を抱かせる国です。いくつもの様々なレベルで称賛に値し,興味をそそられずにはいられません。クリエイティビティとイノベーションにかけて,日本は長く深い歴史を有しています。過去何世代にもわたって,西洋の「クリエイティブ」たちに豊かなインスピレーションを与えてきました。ここであえて「クリエイティブ」という言葉を使いましたが,これは伝統的な美術・工芸の領域に限定したくなかったからです。日本の音楽,文学,建築は,私たちが世界をどのようにとらえ,世界とどのようにかかわるかを変化させてきた,また今も変化させ続けている,あまたある他の関連領域のほんのわずかな例にすぎません。
私は,大学でデザインを専攻していた若かりし頃に,安藤忠雄氏の見事な建築に出合いました。日本文化の複雑さを,幅広い多様な作品を通じてエレガントに表現していました。精神性に深く根を下ろしたデザイナーである同氏は,住宅を変えることは,都市を変え,社会を変革することだと情熱的に訴えています。これは,私のなかにも強くある思いです。デザインとは(あらゆる形式のものを含め),善へとつながる抜本的な変化の触媒だと思うのです。たった1個の製品であれ,大型の統合的なシステムであれ,人々や製品や場所,そのインタラクションを結び付け,さらには超越する力となり得ます。近年の現象として,とりわけ日本の仲間たちのすばらしい活動にそれが見られるのですが,(多数の専門領域に存在していた)デザインがその専門領域の垣根を急速に乗り越えて,他の領域と新しいパートナーシップやコラボレーションの関係を築き,グローバルな課題に対応しようとしている様子が見受けられます。イノベーションとクリエイティビティは,専門領域の境界線をまたいで発生するものです。科学と技術,それに社会,人文,芸術が融合する場所においてこそ,問題を解決する有意義な答えが見つかると,私は考えています。
ひとつのコミュニティとして前進していくなかで,私たちデザイナーは,知識と実践方法を進歩させ,ソリューションを開発し,そして共通の善に寄与しつつあります。これは,デザインをいかに理解するか,教えるか,応用するか,そのあり方の多様性を祝福する行動でもあります。この活発なコミュニティは,より良くより公正な社会を実現するという目的でつながれたコミュニティです。そうした私の考えを,本書で皆さんとぜひ共有したいと思いました。アイデアを共有することにより,私たちが互いに高め合い,デザインを通じて健全で豊かでサステナブルな製品,場所,サービスに貢献していくことが,私の希望です。
英国より願いを込めて。
2019年2月
David Hands
まえがき
1965年,Michael Farrが重大な質問を提起した。「デザインマネジメントがなぜ今必要なのか」。これはおそらく,デザインマネジメントをビジネスに不可欠な要件として正式に位置付けた初の定義だった(Farr, 1965)。以来,デザインマネジメントは,間断なく発展し洗練を遂げながら,デザインの理論と実践という,互いに関係する2つの専門領域の狭間を着実に前進し続けてきた。デザインマネジメントは,意識的な活動領域としてはなおも黎明期にあり,ゆえにFarrが50年以上前に投げかけた問いを今また切迫感を持って問い直すことが,時宜を得ており重要でもある。
以来,世の中は大きく変化したが,その大きな要因となってきたのがグローバル化と技術進歩だ。このため,ますます国際化する世界という背景に照らしてデザインの役割と本質およびデザインマネジメントを再訪し熟考することは,まったくもって適切なアプローチといえるだろう。デザインマネジメントという領域は拡大していて,主に製造分野のデザインプロジェクトを有効に管理するという初期の焦点から離れつつある。今やデザインは,世界的な課題への対応を目指し,生産や商業という伝統的な境界線をはるかに超えて価値を発揮するものになろうとしている。
本書では,21世紀の目的にかなった専門領域および探究理論領域としてデザインマネジメントを再考し,現在の位置付けを精査する。デザインマネジメントは本来的に複雑なものであり,その影響範囲も柔軟に変化することから,以下の各章では,グローバル化する世界に即して慎重に選別した幅広い豊かな観点から,このトピックを探究していく。
本書の構成
第1章「デザインの価値:デザインと組織」では,デザインが組織にどのような価値とメリットをもたらすかを紹介する。ここでいう「組織」には,営利組織ではないものも含むことができ,実際に含まれることに注意を促しておきたい。例えば,非営利セクターでは,大小様々な規模の多数の慈善団体が,経費削減時代の限られた資金や現物寄付をめぐって競争している。これを受けて,デザインは,独自性のある事業提案を非常にエレガントに,かつさりげなく実現するうえで,ますます重要な役割を果たし続けている。マクロレベルでは,デザインのメリットが,直接と間接の両方の価値創造に寄与する。イギリス・デザインカウンシルが実施した調査(Design Council, 2015)では,イギリス経済に対するデザインの寄与額が17億ポンド(粗付加価値)に達しており,デザインが商業利益を追求する際の有力なツールになるとされた。第1章の締めくくりとして,デザイン分野の強力なリーダーシップとデザインへのコミットメントがいかに組織の変容(トランスフォーメーション)を導くかについて論じる。
第2章「デザインマネジメントの実践:ケーススタディ」では,デザインが組織の変化に有意義なかたちで寄与した一連の事例を紹介し,変化を触発する様々な形態があり得ることを示す。紹介する事例の多くは,デザインがもたらす多数のメリットを,回転率の向上や製造コストの削減などに数量化しており,また国際市場で競争するための企業文化の醸成力などで示している。Filisiaのケーススタディでは,ビジネスや商業の世界から離れ,筋骨格系の疾患や障害を抱えたユーザーのためのタッチセンサー式の製品をどのように共同開発したかを紹介する。これらの製品は,今では作業療法や特殊教育のトレーニングの一環として使われるようになっている。
第3章「デザインの活動領域:成功のための柔軟な戦略」では,企業の事業戦略開発においてデザイナーがいかに「陰の立役者」になっているかを論じる。デザイナーは,アイデアや可能性を探究し理解する能力にそもそも秀でているため,市場開拓や長期にわたって持続可能な未来へと通じる新しい方法をもたらすことができる。さらに,この章では,取締役会のレベルでデザインの視点を代弁する人物が,組織の漸進的または急進的なイノベーションにつながる意思決定に関与していくニーズについても説明する。
第4章「デザイン戦略の実践:ケーススタディ」では,デザインの実践に光を当て,企業に大きな成果をもたらした5つのタイプのデザイン介入の事例を紹介する。ミニケーススタディのひとつとして取り上げているSee.Senseは,ごく小規模な会社で,技術的に優れた自転車用ライトの製品群を有しているが,デザインの力を活かしてエンドユーザーを開拓した。製品を支えている技術力には絶対の自信があったものの,デザインを利用してユーザーにアピールする製品を作る方法にかけては知識も経験もなかったため,ベルファストにあるデザイン会社,Part Twoの力を借りて,ユニークなビジュアル言語で製品を開発し,ブランディング活動を展開した。
第5章「デザインのビジョン:国の資産」では,デザインの活動を大局的にとらえ,特に国レベルの活動を考察する。まずは,国がデザインにどれだけ投資しているかを詳細に見て,競争力を維持する手段としてのデザインの重要性を企業に訴えているデザイン業界団体の役割を模索する。デザイン業界団体の主な活動領域は,時間をかけて変化してきた。今ではインダストリアルデザインのみに特化するのではなく,組織の競争力や革新力を高めるツールとしてのデザインを説くようになっている。デザインの振興にかかわっている国レベルの機関や業界団体に加え,国が資金援助するデザイン支援制度も増えている。日常的な業務活動の一環としてデザインに投資するよう企業に奨励するような制度である。デザイン政策やデザイン支援制度のほかに,この章では,「創造都市 ― デザイン」についても紹介する。これは,「ユネスコ創造都市ネットワーク」という制度のもとで創造を推進する都市として国際的に認識された都市である。2004年に創設されたこのネットワークには,現時点で世界各地の116都市が参加していて,クリエイティブな活動や文化活動を振興している。そして,この章は,サービスデザインについて情熱的に解説したMike Press教授からの寄稿で締めくくる。サービスデザインがイギリス(スコットランド)の小都市ダンディーで幅広いコミュニティの活動にどれだけ寄与しているかを紹介している。
第6章「成長とイノベーションのための道具としてのデザイン:メキシコのケーススタディ」では,マクロ,組織,個人のプロジェクトという3つの活動レベルでデザインを見ていく。これは,Beatriz Itzel Cruz Megchun博士からの寄稿で,デザインを広範かつ詳細に説明するとともに,集中的な産業レベルにおいてデザインがイノベーションの活動にどれだけ密接に関係しているかを説き明かす。メキシコは,他の新興経済国と同様に,固有のデザイン研究が国レベルでも産業レベルでも十分に行われていない。この記事では,この問題を厳密に調査して,確立した探究領域としての進歩を妨げている理由を科学的に説明する。メキシコシティは2018年の世界デザイン首都に選ばれたが,それを目指した間,国際的に認められるためにメキシコが展開したデザインプロジェクトの小さな事例も紹介する。
第7章「デザインの未来:変化のイネーブラーとしてのデザイン」では,デザインを広い角度からとらえ,刻々と変化する社会と技術という文脈においてデザインが変化をどう率い,また変化にどう反応しているかを考察する。マクロなテーマを3つ掘り下げるが,これらは互いに関係していて,ひとつのテーマが残りの2つのテーマに影響を及ぼし,情報をもたらしている。まず最初のテーマは,「デザインと技術の変化」だ。ここでは,関係する多数のサブテーマを探究するが,これらも互いに切り離せない関係を持っていて,一緒になることで緊張関係を生み出し,新市場開拓の機会や課題をもたらしている。この章では,技術進歩とは異なる2つの新しい人口統計学的な現象として,「ミレニアル」および「グレーパウンド」についても取り上げる。こうした人口構成の変化も,やはり組織に課題と機会の両方をもたらす。そして,第7章の締めくくりには,ブリストルのデザインストラテジスト,Lynne Elvinsへのインタビューを入れた。デザインの本質がいかに変化しているか,デザインが組織と個人にどのように有意義な価値をもたらし得るかについて,彼女なりの見方を共有してもらう。
第8章「今後の展望とデザインマネジメントの未来についての議論」では,専門領域としてのデザインとデザインマネジメントが常に前進して向かっていく未来に焦点を当てる。私たちの知るデザインとは,「今この場所」と「将来どこへ行き着けるか」という2つの世界の間に存在する専門領域である。このため,起業家精神に富んだ人にとっては,無限の可能性をもたらす。ただし,この章では,未来予測を試みるわけではない。むしろ,私たちの生活を高める手段としてデザインが今どこにあるかをあらためて振り返るとともに,社会的・技術的な変化を踏まえて次なる進化のステップとして何が考えられるかを考察する。デザインのなかでも大きな動きが見られる領域のひとつが,医療分野で果たす役割である。サービス提供場所でのエンドユーザー体験を向上する代替手段として活用されるようになっている。この議論を支える材料として,小さなケーススタディも紹介する。ロンドンのウィッティントン病院が,デザイン思考をどのように活用して,薬剤部から処方箋薬を受け取る際の患者体験(PX:Patient eXperience)を向上させたかを示す事例である。また,医療分野のデザイン思考に関してやや異なる視点を有するPaul Rodgers教授が,自ら関与した最近の研究プロジェクトについて解説し,認知症患者の生活を向上させる方法を論じる。このプロジェクトでは,何らかの認知症の診断を受けた人が,その後も社会に対して大きく貢献できる事実を示すことで,認知症に対する認識を変えることを目指した。公費負担医療という分野におけるデザインを解説し探究したうえで,この章では,都市の未来にも目を向ける。市民を意思決定プロセスの中心に据えたスマートシティの出現,そして市民の具体的なニーズに合った新しいデジタルサービスの創造において市民が組織と協力する方法を考察する。さらに,都市生活から払拭しきれない一側面として,犯罪の問題とそれが市民生活に及ぼす影響がある。この点を考慮に入れて,建造環境や都市環境における犯罪関連の活動を減らす代替手段としてのデザインという考え方を導入する。最後に,この章では,考察材料としてYujia Huangからの寄稿を収録する。中国でデザインとデザインマネジメントがどのように発展し,経済改革においてどのように重要な役割を果たしているかを解説している。これは,デザイン大国として国際的に認められるようになるという,国の戦略的野心を反映した状況だ。
最後のまとめでは,本書を通じて探究してきたテーマを集約し,デザインマネジメントの進化のサイクルにおける次なる段階の新しい可能性を示唆する。そして最後に,デザインマネジメントを担う次世代の理論家や実践者に対して,シンプルな問いかけをしてみたい。「デザインを通じた変化を率いているのは誰で,変化から恩恵を受けているのは誰か」。
本書の使い方
本書は,デザインマネジメントという専門領域に直接的また間接的に結び付けられた重要なテーマを中心に構成されている。この専門領域には,学問領域と実践領域の両方が含まれ,これらは互いに影響し合っている。読者の希望次第で,各章をバラバラに読むこともできれば,全編を通じて読むこともできる。各章の内容は本質的にかなり多様性に富んでいるが,デザインマネジメントというしなやかさを特徴とするテーマが全体の底流に流れていて,それぞれの議論に含まれる個別のサブテーマに織り込まれている。各章には以下の要素を盛り込んで,その章で論じた内容の理解を深めるための材料として提示している。各章の学習要素は,以下のように構成されている。
●分かりやすく明確に構成した文章。これには「この章の狙い」と「まとめ」が含まれる。
●主なポイント:読者の参考となる一連の論点を示している。
●チェックリスト:その章で取り上げた主なポイントを簡潔な個条書きにまとめている。
●復習の問い:その章の考察内容について振り返り,どのようなことを観察し,どのような洞察を得たかを考えるよう促す。ここで問われる質問を通じて,その章のポイントやテーマをおさらいし,簡潔かつ全体的な理解を確立していく。
●プロジェクト用の課題:多くは復習の問いに密接に関連していて,論点やテーマを教室でのプロジェクトに発展させるよう促す内容となっている。プロジェクト用の課題は,デザインマネジメントやデザインとイノベーションといった講座やコースで学生(特に大学院生)が取り組む典型的な研究プロジェクトといえる。論点を議論したりデザインマネジメントの理論と実践を深く研究したりするよう奨励する課題で,学生や実践者が個人または少人数のグループで取り組むセミナー活動の基礎として使うこともできる。
●参考文献・推薦文献:その章の主なテーマに言及している,あるいはそれを議論している補足的な著作物や学術論文などを提示する。
●ウェブリソース:その章のトピックを補完する情報とリソース。現時点でオンラインで広く無料公開されているリソースを慎重に選んでいる。
●用語解説:本書の末尾で各章のキーワードを説明する。
本書の想定読者
本書は,主な読者層として大学院生を想定しており,基本的なデザイン戦略,デザインリーダーシップ,デザインマネジメントのモジュール[基本単位]†1としてほぼあらゆる目的に使用することを意図している。ただし,国のデザイン政策,医療分野のデザイン,犯罪予防のデザインなど,いくつかのトピックを掘り下げているため,それらの章はより専門家向けのモジュールとして有益だろう。本書を実用できる主なコースとしては,以下が考えられる。
●デザインマネジメント,デザインとイノベーション,クリエイティブなビジネスマネジメント,クリエイティブ業界のビジネスマネジメントの修士号課程,およびMBAのマネジメント(デザインマネジメントとデザイン思考に関する多数のモジュール)。
●デザイン研究,デザインイノベーションなどの学士号課程。背景情報を全般的にもたらし,応用の戦略レベルに文脈をもたらす書籍として,本書を活用することができるだろう。この場合もやはり,一定の分野に関しては専門的な情報を得ることができる。学士号課程の2年生または3年生でデザイン(デザインマネジメント,戦略,イノベーション,サービス,ビジネス全般などのコース),ビジネス研究,マネジメント研究,行政学を学んでいる学生にとって,本書は特に有益だろう。
目次
第1章 デザインの価値―デザインと組織―
1.1 はじめに
1.2 デザインの価値:目に見えないリソース
1.3 デザインのメリットの数量化
1.4 組織内のデザインの評価
1.5 DMIデザインバリュー・スコアカード
1.6 イギリス・デザインカウンシルのデザインプロセスのモデル「ダブルダイヤモンド」
1.7 インスピレーションとイノベーションのためのデザインツール
1.8 まとめ
この章のおさらい
参考文献
推薦文献
ウェブリソース
第2章 デザインマネジメントの実践―ケーススタディ―
2.1 はじめに
2.2 ケーススタディ
2.3 ディスカッション
2.4 競争力を確保し顧客との関係を再構築する
2.5 まとめ
この章のおさらい
推薦文献
ウェブリソース
第3章 デザインの活動領域―成功のための柔軟な戦略―
3.1 はじめに
3.2 ストラテジストとしてのデザイナー ― 英雄か悪者か
3.3 デザインとビジネス ― 戦略的な整合性
3.4 デザインとビジネス ― 上と下の結び付け
3.5 デザインとビジネス ― 内と外の結び付け
3.6 様々な次元のデザイン戦略
3.7 デザインとマーケティング ― 境界線を越える関係
3.8 デザインとマーケティング ― 社内の文脈
3.9 デザインとマーケティング ― 社外の文脈
3.10 デザインと新製品開発
3.11 まとめ
この章のおさらい
参考文献
推薦文献
ウェブリソース
第4章 デザイン戦略の実践―ケーススタディ―
4.1 はじめに
4.2 ケーススタディ
4.3 ディスカッション
この章のおさらい
推薦文献
ウェブリソース
第5章 デザインのビジョン―国の資産―
5.1 はじめに
5.2 各国のデザイン投資の概況
5.3 国によるデザインの支援
5.4 創造都市 ― デザイン
5.5 経済力につながる国の資産作り
5.6 クリエイティビティ,デザイン,イノベーション
5.7 デザインとブランディング:可視化された価値
5.8 ブランディング:空間から場所まで
この章のおさらい
参考文献
推薦文献
ウェブリソース
第6章 成長とイノベーションのための道具としてのデザイン―メキシコのケーススタディ―
6.1 はじめに
6.2 メキシコの背景状況
6.3 競争力
6.4 イノベーション
6.5 デザイン:教育と産業
6.6 産業におけるデザイン
6.7 4つの段階に基づくケーススタディ
6.8 まとめ
この章のおさらい
参考文献
推薦文献
ウェブリソース
第7章 デザインの未来―変化のイネーブラーとしてのデザイン―
7.1 はじめに
7.2 デザインと技術の変化
7.3 人口構成の変化: 「 ミレニアル」と「グレーパウンド」
7.4 消費者の変化:倫理意識の高まり
この章のおさらい
参考文献
推薦文献
ウェブリソース
第8章 今後の展望とデザインマネジメントの未来についての議論
8.1 はじめに
8.2 柔軟性と順応性:未来に備えるための変化
8.3 デザインと医療
8.4 都市の未来 ― デザインのアジェンダ
この章のおさらい
参考文献
ウェブリソース
用語解説
監訳者あとがき
索 引