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初期ギリシア哲学研究プレソクラティクス

叢書・ウニベルシタス934
プレソクラティクス 初期ギリシア哲学研究

四六判 242ページ 上製
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-588-00934-1 C1310
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年04月中旬

内容紹介

紀元前600~400年の古代ギリシア哲学の歴史。ソクラテス以前の哲学はそれぞれどのような性格を持っていたのか。ヘシオドス『神統記』生成のメカニズム、ピュタゴラス哲学やヘラクレイトス哲学の「構造」概念への寄与、ソピストとその時代の性格と意味、パルメニデスからデモクリトスにいたる初期ギリシアの宇宙論の系譜とその基本的特徴などに対して、著者独自の洞察が展開される。〔哲学・思想〕

出版部から一言

予備知識なしに、読者を古代ギリシア哲学の世界にいざなう、平易だが本格的な研究書です。

著者プロフィール

エドワード・ハッセイ(ハッセイ、エドワード)

英国のギリシア古典学者.1942年に生まれる.プライズ・フェロー(1962-69年),リサーチ・フエロー(1969-2007年)として,45年にわたりオックスフォード大学のオールソウルズ・カレッジで研究生活を送り,2007年の退職後も同地で教育・研究に従事している.本書の他,Aristotle’s Physics: Book III and IV, Oxford 1983などの仕事がある.

日下部 吉信(クサカベ ヨシノブ)

1946年に生まれる.1969年立命館大学文学部哲学科卒業.1975年同大学大学院文学研究科博士課程満期退学.1987-88年,1996-97年ケルン大学トーマス研究所客員研究員.2006-07年オックスフォード大学客員研究員.現在,立命館大学文学部教授.著書:『西洋古代哲学史』(昭和堂,1981年),『ギリシア哲学と主観性──初期ギリシア哲学研究』(法政大学出版局,2005年),編訳:『初期ギリシア自然哲学者断片集』1〜3(ちくま学芸文庫,2000-01年),訳書:A.トレンデレンブルク『カテゴリー論史』(松籟社,1985年),K.ボルマン『パルメニデス──断片の研究』(法政大学出版局,1992年).

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 序  v

第1章 序 論  1
第2章 ミレトスの哲学者たち  13
第3章 ヘラクレイトス  41
第4章 ピュタゴラスと西ギリシア  83
第5章 パルメニデスとゼノン  107
第6章 ソピストたちの時代  149
第7章 パルメニデスからデモクリトス
    にいたる宇宙論  175
第8章 結 び
    ──プレソクラティクスの研究  207

 訳者あとがき  217
 研究ノート  (9)
 索 引  (1)


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