大学出版部協会

 

島

ものと人間の文化史175

四六判 310ページ 上製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-588-21751-7 C0320
奥付の初版発行年月:2015年11月 / 発売日:2015年11月下旬

内容紹介

日本誕生神話に記された島々の所在から南洋諸島の巨石文化まで、島をめぐる数々の謎を紹介するとともに、伝統漁法を中心に島民の生活を明らかにし、出産や葬送にまつわる習俗、独自の宗教や祭儀を通して、島の精神性におよぶ。柳田國男や澁澤敬三ら先学の業績をふまえつつ、人はなぜ島に惹かれるのかをも考える島嶼文化論。第二部に、島の概念規定をはじめとするマニュアル・データを収録する。

著者プロフィール

田辺 悟(タナベ サトル)

1936年神奈川県横須賀市生まれ、法政大学社会学部卒業、専攻は海村民俗学、民具学、文化史学、横須賀市自然・人文博物館館長、千葉経済大学教授、日本民具学会会長、文化庁文化審議会専門委員を歴任した。文学博士。2008年旭日小綬章受章。著書:『海女』『網』『人魚』『イルカ』『鮪』『磯』(ものと人間の文化史・法政大学出版局)、『日本蜑人(あま)伝統の研究』(法政大学出版局・第29回柳田國男賞受賞)、『伊豆相模の民具』『近世日本蜑人伝統の研究』『海浜生活の歴史と民俗』『マグロの文化誌』『民具学の歴史と方法』(慶友杜)、『潮騒の島──神島民俗誌』(光書房)、『母系の島々』(太平洋学会)、『城ヶ島漁村の教育社会学的研究』(平凡社・第2回下中教育奨励賞受賞)、『現代博物館論』(暁印書館・昭和61年度日本博物館協会東海地区業績賞受賞)、ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

プロローグ

第一部 島と人間の文化史
 Ⅰ 島の世界へ誘う
 Ⅱ 島の名前をめぐって
 Ⅲ 島の民俗(族)と文化
 Ⅳ 島の生活とその周辺
 Ⅴ 島々の伝統(旧廃)漁法
 Ⅵ 島々の巨石文化

第二部 島に関するマニュアル
 Ⅰ 島のマニュアル・データ
 Ⅱ 島で暮らす動物たち

エピローグ

引用・参考文献
あとがき


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。