経済史入門 現在と過去を結ぶもの
岡田泰男:著
A5判 384ページ 上製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-7664-0674-0(4-7664-0674-5) C3033
奥付の初版発行年月:1997年01月
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-7664-0674-0(4-7664-0674-5) C3033
奥付の初版発行年月:1997年01月
内容紹介
現代の経済は過去の遺産であり、その形成過程(歴史)を知ることは未来への見取図を描くことにつながる。古代から現代までの人類の経済活動をわかりやすく解説しつつ、経済史を学ぶ意義を説く。
岡田 泰男(おかだ やすお)
〔略歴〕1937年東京に生まれる。1960年慶應義塾大学経済学部卒業。同大学経済学部教授を経て名誉教授。コーネル大学に留学、また、コーネル、イエール、ブラウン大学、エセック大学院(仏)にて研究と講義に従事。経済学博士。
〔主要業績〕
Public Lands and Pioneer Farmers, Tokyo, 1971, N.Y., 1979.
『アメリカ公有地制度史の研究』陽樹社、1973年
『概説アメリカ経済史』(編著)有斐閣、1983年
『アメリカの夢アウトローの荒野』平凡社、1988年
『フロンティアと開拓者』東京大学出版会、1994年
『西洋経済史』(編著)八千代出版、1995年
『アメリカ経済史』慶應義塾大学出版会、2000年
『アメリカ経済史の新潮流』(共編著)、2003年
目次
序
第1章 経済史とは何か
Ⅰ 経済学と歴史
Ⅱ 経済史の役割
Ⅲ 経済史の対象
Ⅳ 慣習・指令・市場
第2章 古代の文明と帝国
Ⅰ 人類史の世明け
Ⅱ 古代への序曲
Ⅲ 古代文明の発展
Ⅳ 古代の終末
付論 狩猟採集から農業へ
第3章 中世の社会と経済
Ⅰ ヨーロッパの成立
Ⅱ 封建社会
Ⅲ 中世の農村
付論 二圃生と三圃制
第4章 市場の形成と拡大
Ⅰ 市場と商人
Ⅱ 中世の都市
Ⅲ 土地・労働・資本
Ⅳ 技術と社会
第5章 近代への道程
Ⅰ ヨーロッパ・アジア・アメリカ
Ⅱ 政治・宗教・経済
Ⅲ 工業化の準備
第6章 工業化の開始
Ⅰ 先駆者の国々
Ⅱ イギリス産業革命
Ⅲ 産業革命の結果
付論 伝統部門と近代部門
第7章 工業化の波及
Ⅰ ヨーロッパ大陸
Ⅱ アメリカの発展
Ⅲ 日本の工業化
第8章 国際経済の展開
Ⅰ 商品・労働・資本の移動
Ⅱ 先進国と後進国
Ⅲ 国際経済の変容
付論 貿易の多国間決済
第9章 現代の経済
Ⅰ 工業化と現代
Ⅱ 市場と政府
参考文献
索引