インテリジェンス入門 利益を実現する知識の創造
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-0986-4(4-7664-0986-8) C2034
奥付の初版発行年月:2003年04月
1956年生まれ。1979年東京大学法学部卒業、同年外務省入省。欧亜局(現欧州局)西欧第二課、経済局国際経済第一課、
在ニューヨーク日本国総領事館経済部領事、在フィンランド日本国大使館総括参事官、国際情報局国際情報課課長
などを経て、2001年3月より(財)世界平和研究所主任研究員。
この間、1984年オックスフォード大学国際関係論修士取得、外務省国際情報課長時代に政府情報収集衛星プロジェクトに参画。
目次
はじめに 判断・行動に直結する知識の創造を目指して
第1部 インテリジェンスとは何か
1.インテリジェンスの定義
(1)辞書による定義
(2)インテリジェンスの現場での概念
(3)インテリジェンスの種類——伝統的な三分類法
(4)まとめ
2.インテリジェンス・サイクルとは何か
(1)伝統的なモデル
(2)立体モデル
3.定義とサイクルから導かれるもの
(1)インテリジェンスの定義から導かれるもの——判断・行動するために必要な知識
(2)インテリジェンス・サイクルから導かれるもの
第2部 インテリジェンスの創造と管理
1.インテリジェンス体制の構築
2.リクワイアメントの伝達
(1)絞り込みの問題
(2)一過性の問題
(3)優先順位
(4)鶏と卵の問題
(5)まとめ
3.カスタマーと情報サイドの関係
(1)両者の距離が近すぎることによる問題
(2)両者の距離が遠すぎることによる問題
(3)カスタマーの利益を共有することの重要性
4.インフォメーションの収集
(1)人間か、技術か
(2)場所から受ける制約
(3)インフォメーションと時間
5.インフォメーションの分析
(1)インフォメーションの客観性
(2)ミラー・イメージング
(3)チームAとB
(4)人員から生じる制約
(5)公開情報の問題
6.インテリジェンスの事後評価
7.インテリジェンスの管理
(1)インテリジェンスの秘匿
(2)インテリジェンスの保全
8.人材の育成
(1)インテリジェンスの理論を学ぶ
(2)視野を拡げる
(3)モラルとキャリア・パスの問題
(4)国家レベルの人材の育成
(5)企業レベルの人材の育成
第3部 インテリジェンスの活用
1.国家安全保障とインテリジェンス・コミュニティー
(1)インテリジェンス・コミュニティー概観
(2)何故取りまとめ・調整が必要になるのか
(3)取りまとめ・調整を巡る諸問題
(4)一国の文化・歴史とインテリジェンスの体制
2.ビジネスとインテリジェンス
(1)CI(Competitive Intelligence)とは何か
(2)CI導入前の米国民間企業の状況
(3)CI部門の設置と課題
第4部 インテリジェンスの新しい流れ
1.新しいインテリジェンス・サイクルの構築
(1)カスタマーと情報サイド、新たな関係の構築
(2)サイクルの柔軟な回転
(3)新しいサイクルのイメージ
2.新しいインテリジェンス・コミュニティーの構築
3.ネットワークの導入
(1)インテリジェンス・サイクルとネットワーク
(2)インテリジェンス・コミュニティーとネットワーク
おわりに