The Izutsu Library Series on Oriental Philosophy2
Traite sur l'acte de foi dans le Grand Vehicule
A5変型判 380ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1058-7(4-7664-1058-0) C3310
奥付の初版発行年月:2004年09月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1058-7(4-7664-1058-0) C3310
奥付の初版発行年月:2004年09月
内容紹介
東洋の思想を欧米の言語に翻訳して紹介する「井筒ライブラリー・東洋哲学」シリーズの第2弾。
仏教聖典叢書「大蔵経」の中の1巻「大乗起信論」を
世界的仏教学者フレデリック・ジラールが、フランス語に翻訳。見開きで漢文原典を併載し、詳細な注を付す。序論にて、これまでの研究を紹介するとともに、ごく最近の「大乗起信論」に関する発見についても論じる。
井筒俊彦『意識の形而上学』第一部「存在論的視座」のフランス語訳も収載。
フランス極東学院教授。極東学院は、日本の百科事典にも記載のある、フランスの著名なアジア研究機関で、1900年設立の歴史を持つ。同学院は教育機能を全く持たず、少数の優れた研究者を選んで現地に長期間滞在させる方針を貫き、多大な成果を収め、ペリオ、マスペロ、セデスなど多数の著名な学者を輩出している。ジラール氏はこの機関の責任あるポストにある一方、パリ大学・ジュネーヴ大学ならびに国立高等研究学院の講師も勤める(高等研究学院の講師は極東学院からは3名のみが派遣)。かつて日本に長く滞在し、明恵上人の研究と「夢の記」の翻訳で1992年、渋沢・クローデル賞(日仏会館・毎日新聞主催)を受賞。