人造美女は可能か?
B7 344ページ 上製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1301-4(4-7664-1301-6) C0090
奥付の初版発行年月:2006年09月 / 発売日:2006年09月上旬
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1301-4(4-7664-1301-6) C0090
奥付の初版発行年月:2006年09月 / 発売日:2006年09月上旬
内容紹介
人 造 美 女。 そ れ は 理 想 の 女 性————。
彼女たちは、どこから来たのか?
彼女たちは、どこへ向かうのか?
▼E・T・A・ホフマン『砂男』、ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイヴ』など、19世紀に多くが生まれた「人造美女」と「独身者の機械」に関する文学作品を皮切りに、映画、アニメ、人形まで、10人の著者が専門分野から分析する。「人造美女」、すなわち人の手(想像)によって造られた架空の美女の魅力に迫る<人造美女解体新書>。
(順不同)
巽孝之(慶應義塾大学文学部教授)
荻野アンナ(慶應義塾大学文学部教授)
立仙順郎(慶應義塾大学名誉教授)
識名章喜(慶應義塾大学商学部教授)
新島進(早稲田大学非常勤講師)
宝野アリカ(ALI PROJECT)
小谷真理(SF・ファンタジー評論家)
高原英理(作家・評論家)
茅野裕城子(作家)
スーザン・J・ネイピア(タフツ大学教授)
目次
はじめに 巽 孝之
ホフマンからゴスロリまで
第一部 SYMPOSIUM 紙と言葉の乙女たち
マラルメの効用 立仙順朗
ヴェルヌとルーセル、その人造美女たち 新島 進
聖人造少女領域 宝野アリカ
死んだ美女、造られた美女——ポオ、ディキンスン、エリオット 巽 孝之
第二部 INTERMISSION 棺たちの沈黙
天然メイドの人造慰霊祭 荻野アンナ
第三部 DISCUSSION 人造美女の歴史と変容
ゴシックの位相から 高原英理
ゲイシャとT・レックス 小谷真理
オリンピアとマリア
——E・T・A・ホフマンの『砂男』とフリッツ・ラングの『メトロポリス』 識名章喜
バービーは仏像かもしれない 茅野裕城子
ロスト・イン・トランジション——世界の終わりの人形たち スーザン・J・ネイピア
人造美女編年史
おわりに 立仙順朗
執筆者紹介