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英語が世界標準語でいいのか?英語支配とことばの平等

英語支配とことばの平等 英語が世界標準語でいいのか?

四六判 266ページ 上製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-7664-1304-5(4-7664-1304-0) C37
奥付の初版発行年月:2006年09月

内容紹介

英語は「世界標準語」
−−このことに疑問を感じたことはないか?

英語の「一言語独裁」により、非英語話者は「不平等」と「言語権の侵害」を被っているという観点を提供し、「コミュニケーションの平等」を実現するために、「ことばの平等」を確立することが必要であることを主張する。


津田幸男(つだ ゆきお)
筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。Ph.D.(南イリノイ大学、1985年、スピーチ・コミュニケーション)。専門は英語支配論、言語政策、英語教育。主な著書に゛Language Inequality and Distortion”(オランダ、John Benjamins、1986)『英語支配の構造』(第三書館、1990)、『英語支配への異論』(編著、第三書館、1993)、『英語下手のすすめ』(KKベストセラーズ、2000)、『英語支配とは何か−私の国際言語政策論』(明石書店、2003)、『言語・情報・文化の英語支配』(明石書店、2005)ほか。

目次

序章 グローバリゼーションと英語支配

第Ⅰ部 「英語=世界標準語」が生み出す6つの問題
 第1章 コミュニケーションの不平等と差別が生まれる
 第2章 少数言語の衰退に拍車をかける
 第3章 世界文化の画一化につながる
 第4章 「情報リッチ」と「情報プア」を生む
 第5章 「英語神話」による精神支配
 第6章 英語支配の序列構造

第Ⅱ部 「英語=世界標準語」への対応策
 第7章 日本では、まず日本語で
 第8章 英語教育を縮小し、日本語本位の教育を
 第9章 英語を公用語にする必要はない
 第10章 英語支配への国際的取組み−「英語税」導入と英語教育の無償化

第Ⅲ部 「ことばの平等」を目指す
 第11章 ことばのエコロジー−ことばとコミュニケーションの平等
 第12章 「ことばの平等」のための言語政策−国際言語協定と言語権の確立

 終章 「英語信仰」から「脱英語主義」へ


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