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SFCという「融合の現場」コラボレーション!

SFCという「融合の現場」コラボレーション!

B5判変型 208ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-7664-1384-7 C4
奥付の初版発行年月:2007年05月

内容紹介

学際複合領域研究の新たなスタイルを提示する。
相互浸透の臨界点を探る、研究の新しいかたち、SFCの“コラボレーション”。
学際複合領域研究の先駆者、SFCという「現場」で起こった、 個々の研究領域の融合と、そこから示された鮮やかな未来的ビジョンとは?  コラボレー ション研究を促進する「3層串刺しモデル」とは? 答えはすべて本書の中に!


【編者】
徳田英幸 TOKUDA Hideyuki
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長兼環境情報学部教授。同大学院工学研究科修了。ウォータールー大学Ph.D.。カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授などを経て現職。ユビキタス環境を実現するためのシステム技術、ソフトウェアの研究・開発などに携わる。著書に『ディジタルメディア革命 21世紀の人間/社会/教育』(共著、慶應義塾大学出版会、1998)などがある。1952年生まれ。

村井 純 MURAI Jun
慶應義塾常任理事・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員兼環境情報学部教授。同大学院理工学研究科博士課程終了。慶應義塾大学博士(工学)。東京大学大型計算機センター助手などを経て現職。コンピュータコミュニケーション、オペレーティングシステムの研究・開発などに携わる。著書に『インターネット』(岩波書店、1995)などがある。WIDEプロジェクト代表。1955年生まれ。

千代倉弘明 CHIYOKURA Hiroaki
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員兼環境情報学部教授。同大工学部卒業。東京大学博士(工学)。株式会社リコーなどを経て現職。Computer Aided Design、コンピュータグラフィックス、医学におけるCGの応用に関する研究に携わる。著書に『グラフィックス機能論 3-Dモデリング入門』(産業図書、1994)などがある。ラティス・テクノロジー株式会社取締役会長。1954年生まれ。

金子郁容 KANEKO Ikuyo
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授兼総合政策学部教授。同大工学部卒業。スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学計算機学科準教授、一橋大学教授などを経て現職。情報論、ネットワーク論、意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る。著書に『ボランティア』(岩波書店、1992)『コミュニティ・ソリューション』(岩波書店、1999)など多数。1948年生まれ。

目次

はじめに  徳田英幸
SFCの風景

1章 コラボレーションから生まれる未来研究
 Case No.1「moi」「COLORS」都市環境におけるメディアデザイン
 Case No.2「Airy Notes」自然環境の視覚化と分析
 Case No.3「VNCS」医療環境を拡張するネットワークシステム形成
 Case No.4「IS2」教育環境を革新する知識の共有と創発

2章 未来を創る3層研究
 □「人にやさしい情報環境の構築」次世代インフラ基盤グループ
   次世代情報環境の実現に向けて——村井純
   次世代情報インフラストラクチャにおける
    「遍在性」の追求/「可用性」の追求/「安全性」の追求 
 □「基盤技術研究と応用プロトタイプの構築」次世代応用基盤グループ
   人を中心とした新しい情報技術の構築へ——千代倉弘明
   ITと人とのインタラクションにおける
    身体と情報/知能モデル/メディアデザイン
 □「ソーシャルソリューションの実験と実践」先端的な基盤実証グループ
   技術イノベーションと社会イノベーション——金子郁容
   ソーシャルソリューションにおける
    組織ガバナンス/環境とスペースマネジメント/学習と教育

3章 コラボレーションの構造
 コラボレーションを生み出す基盤と文化 
 次世代メディア・知的社会基盤におけるコラボの実践
 COEを通じて見えてきたコラボレーションモデル——徳田英幸

4章 [鼎談]コラボレーションは、次世代の研究スタイルになりうるか
   21世紀COEプログラム「次世代メディア・知的社会基盤」の成果をもとに考える
   徳田英幸|金子郁容|千代倉弘明

Appendix「次世代メディア・知的社会基盤」プロジェクト——徳田英幸


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