文読む姿の西東 描かれた読書と書物史
B7 240ページ 上製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-7664-1442-4 C0020
奥付の初版発行年月:2007年12月 / 発売日:2007年12月上旬
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-7664-1442-4 C0020
奥付の初版発行年月:2007年12月 / 発売日:2007年12月上旬
内容紹介
読書と絵画の出会い
▼本を読む——。この一見ありふれた行為は、なぜ多く描かれてきたのか? さまざまな分野の第一人者が〈読書の情景〉を縦横に読み解き、読書する心と身体を問いなおす。文化装置としての本、文化的行為としての読書を再発見させてくれる論考10篇を収載。
【編者】
田村俊作(慶應義塾大学文学部教授)
【執筆者】
上田 修一(慶應義塾大学文学部教授)
石川 透(慶應義塾大学文学部教授)
島内 裕子(放送大学教養学部准教授)
徳永 聡子(慶應義塾大学文学部助教)
宮下 志朗(東京大学大学院総合文化研究科教授)
アンナ・フィノッキ(ミラノ工科大学およびマランゴーニ学院教授)
長友 千代治(前佛教大学教授)
フリッツ・ニース(デュッセルドルフ大学名誉教授)
ウィリアム・B・ワーナー(カリフォルニア大学英文学部教授)
【翻訳者】
西田 有紀
瀬戸口 誠(梅花女子大学文化表現学部講師)
谷山 秀幸(一橋大学附属図書館職員)
安形 麻理(慶應義塾大学文学部助教)
目次
1 はじめに—読書画像へのアプローチ(田村俊作)
[読書画像への視角]
2 絵の中で本を読む15人(上田修一)
3 日本における読書画像(石川 透)
4 本を読む兼好—読書人の誕生(島内裕子)
[読書する女性]
5 書物に探る中世後期の女性と読書(徳永聡子)
6 19世紀における読書する女性の表象をめぐって(宮下志朗)
7 読書する女たち—19世紀の絵画に描かれた読書する女性像(アンナ・フィノッキ〔西田有紀 訳〕)
8 江戸美人の読書(長友千代治)
[読書と文化の変容]
9 読書と教養・反教養(フリッツ・ニース〔谷山秀幸・安形麻理 訳〕)
10 読書と小説の誕生(ウィリアム・B・ワーナー〔瀬戸口誠・安形麻理 訳〕)
索引