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コミュニケーション行動の基盤について重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意

重度・重複障害児の対人相互交渉における共同注意 コミュニケーション行動の基盤について

徳永豊:著
A5判 168ページ 上製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-7664-1575-9 C3037
奥付の初版発行年月:2009年02月

内容紹介

意図・感情の共有や人間関係の形成に必要な「共同注意」は、いかにして成立するか。
乳幼児が獲得する「共同注意」の形成までを「三項関係形成モデル」として示し、障害が重度な子どもの事例研究によって、「自分の理解」や「他者への働きかけ」「対象物の操作」の発達の筋道を示す。


徳永豊(とくなが ゆたか)
福岡大学人文学部教育・臨床心理学科教授。専門は発達臨床学、特別支援教育。
1960年佐賀県生まれ。九州大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程中退。国立特殊教育総合研究所肢体不自由教育研究部主任研究官、同研究所知的障害教育研究部軽度知的障害教育研室長、国立特別支援教育総合研究所企画部総括研究員などを経て、2008年より現職。著書に『動作法ハンドブック応用編』(共著、慶應義塾大学出版会、2003年)、『肢体不自由教育シリーズ<全4巻>』(共編著、慶應義塾大学出版会、2007〜09年)、『自閉症教育実践マスターブック』(共著、ジアース教育新社、2008年)など。

目次

第1章  障害のある子どものコミュニケーション行動

第2章  肢体不自由を主とする重度・重複障害児の対人相互交渉

第3章  乳幼児の発達における共同注意関連行動について

第4章  対人相互交渉における身体接触の意義について

第5章  自己−他者−対象物の発達に関する子どもの体験モデル
     −−三項関係形成モデルの提案−−
    
第6章  重度・重複障害児の対人相互交渉に関する事例研究
       研究1 相手に合わせる行動が難しい脳性まひ児の
           言語行動の発達について
       研究2 自発的な動きの乏しい重度・重複障害児の
           対人的相互交渉の成立について
       研究3 重度・重複障害児の対人行動からみた
           主観的社会体験の様相について
           −−身体接触を伴う働きかけへの応答行動の分析から−− 


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