民話が語る自然科学 見つめなおす郷土の風景
宮橋裕司:著
A5判 256ページ 並製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1602-2 C40
奥付の初版発行年月:2009年04月
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1602-2 C40
奥付の初版発行年月:2009年04月
内容紹介
「理科」の枠を超えた「科学」の面白さ!
▼日本の民話約3000話を自然科学の観点から読み解く教養書。
▼民話を紡いだ日本人の豊かな想像力、忘れられた郷土の自然が今よみがえる。
▼付録には、掲載した民話の位置がわかる「民話マップ」を掲載。
宮橋裕司(みやはし ひろし)
慶應義塾志木高等学校教諭(地学・生物)。1962年生まれ。1989年、東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻修士課程修了。同年より株式会社日立情報ネットワークに勤務。1995年以降現職.専門は古植物学、地学教育。主に中生代の植物化石について組織・解剖学的な研究を継続中。近年、民話の分析に基づき、地学・生物の教材ならびに教育方法を探っている。日本古生物学会、日本地質学会、日本地学教育学会、日本進化学会に所属。主要論文に「理科教育の観点から見た日本の民話」(共著 『地学教育』、第57巻、第6号)他。
目次
はじめに
序章
Ⅰ 時空の章
1 はじめて降った雪
2 雷と桑の木
3 竜になった姫
4 波小僧
5 オト女の火
6 雨乞いの藁の竜
7 阿波の鳴戸
Ⅱ 大地の章
1 椿の乙女
2 八郎物語
3 辰子姫物語
4 お汲み湯行事
5 妙見山の貝
6 天のはしご、天橋立
7 海の水はなぜ塩辛い
8 法螺貝と三原山の戦い
9 桜島と飯牟礼山
10 鳥の海の干拓
11 伊豆の国焼き
12 炭やき吉次
III 生命の章
1 デクの分身法
2 三人の兄弟
3 七夕のいわれ
4 クラゲ骨なし
5 身代り地蔵
6 高賀山の鬼
7 柿の化け物
8 ヤチ沼の主
9 みょうがの宿
10猿と蟹
11犬の碑の話
12すずめの功徳
13蛇性の誠
14片目ぶね
終章
付録 民話マップ