オックスフォード ブリテン諸島の歴史第1巻
ローマ帝国時代のブリテン島
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1641-1 C3322
奥付の初版発行年月:2011年05月 / 発売日:2011年05月下旬
英国史の新しい定番シリーズ、第5回配本。
▼新たな発見により、伝統的な歴史理解とは異なる解釈が提示されているローマ帝国時代のブリテン島。前1世紀から5世紀まで、カエサルの来島から古代の終焉期までのブリテン諸島の実相を、政治・軍事・文化・経済・社会・環境など様々な視点から立体的に描く。
ピーター・サルウェイ(ピーターサルウェイ)
オープン・ユニヴァーシティ名誉教授 オール・ソウルズ・カレッジ(オクスフォード)
南川高志(ミナミカワタカシ)
京都大学大学院文学研究科教授 (西洋古代史専攻)
主要業績 『ローマ皇帝とその時代:元首政期ローマ帝国政治史の研究』(創文社 、1995年)、『ローマ五賢帝:「輝ける世紀」の虚像と実像』(講談社、1998年)、『海のかなたのローマ帝国:古代ローマとブリテン島』(岩波書店、2003年)、『知と学びのヨーロッパ史:人文学・人文主義の歴史的展開』(編著、ミネルヴァ書房、2007年)、アエリウス・スパルティアヌス他著『ローマ皇帝群像 1』(訳註、京都大学学術出版会、2004年)、ピーター・サルウェイ著『古代のイギリス』(訳・解説、岩波書店、2005年)。
目次
日本語版に寄せて(ポール・ラングフォード)
監修者序文(ポール・ラングフォード)
日本語版監修者序文(鶴島博和)
第一巻への序文
謝辞
凡例
図版一覧
地図一覧
序論 ピーター・サルウェイ
第一章 ブリテン島の変容 —カエサルの遠征からボウディッカの反乱まで—
ティモシー・ウィリアム・ポッター
第二章 新たな出発 —ボウディッカの敗北から三世紀まで— マイケル・フルフォード
第三章 古代末期のブリテン島 —四世紀以降— P・J・ケイシー
第四章 属州ブリタンニアにおける文化と社会関係 ジャネット・ハスキンソン
第五章 景観への影響 —農耕、定住地、産業、インフラ—
リチャード・ヒングリー、デイヴィッド・マイルズ
第六章 世界の縁 —帝国最前線とその向こう側— デイヴィッド・J.・ブリーズ
結論 ピーター・サルウェイ
訳注
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