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井筒俊彦エッセイ集読むと書く

読むと書く 井筒俊彦エッセイ集

四六判 752ページ 上製
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-7664-1663-3
奥付の初版発行年月:2009年10月

内容紹介

▼東洋思想と西洋思想との「対話」をつくり出そうとしていた世界的なイスラーム学者、言語学者である故井筒俊彦(1914


【著者】 井筒俊彦 Izutsu Toshihiko
1914(大正3)年、東京都生まれ。1931(昭和6)年、慶應義塾大学経済学部予科に入学。のち、西脇順三郎が教鞭をとる英文科へ転進。1937(昭和12)年、慶應義塾大学文学部を卒業し、同大学文学部英文科の助手となる。1950(昭和25)年、同大学文学部助教授を経て、1954(昭和29)年、同文学部大学教授に就任。ギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学、比較言語学などの授業を担当した。1969(昭和44)年、カナダのマッギル大学の教授、1975(昭和50)年、イラン王立哲学研究所教授を歴任した。1979(昭和54)年、イラン革命のためテヘランを去り、その後は研究の場を日本に移し、著作や論文の執筆、講演などに勤しんだ。
1967(昭和42)年からは、鈴木大拙に次ぐ2人目の日本人として、スイスで開催される国際会議、エラノス会議へ参加し、以後12回にわたって東洋哲学に関する講演を行った。
主な著作に、『コーラン』(翻訳、上中下、岩波文庫、1957

目次

第I章 回教学の黎明
ザマフシャリーの倫理観(一)——『黄金の頸飾』の研究
ザマフシャリーの倫理観(二)——『黄金の頸飾』の研究
アラビア文化の性格——アラビア人の眼
回教神秘主義哲学者 イブン・アラビーの存在論
回教に於ける啓示と理性
イスラム思想史
マホメット
アラビア科学・技術
マホメットとコーラン
コーランと千夜一夜物語
イスラームの二つの顔——時局的関心の次元を超えイスラームという宗教・文化の精神を把握するための方途を説く
序詞〔『イスラーム神秘主義におけるペルソナの理念』への〕

第II章 言葉と「コトバ」
トルコ語
アラビア語
ヒンドスターニー語
タミル語
記号活動としての言語
言語哲学としての真言
東洋思想
意味論序説——『民話の思想』の解説をかねて

第III章 「詩」と哲学
ぴろそぴあはいこおん——philosophia haik


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