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ロラン・バルト『明るい部屋』の思想写真の存在論

写真の存在論 ロラン・バルト『明るい部屋』の思想

四六判 168ページ 上製
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-7664-1670-1 C3010
奥付の初版発行年月:2009年10月

内容紹介

『明るい部屋』を精読し、バルトの企てを解読。
▼ロラン・バルト最期のテクスト 『明るい部屋』。亡き母への追悼の書であり、新たな小説性を模索する文学的な実験の書であり、写真が与える経験を思索する写真論であるその書で、バルトはいったい何を問うたのか。バルト 『明るい部屋』 に深く寄り添い、バルトが企てた「写真の存在論」を引き受け、写真と経験、経験と存在、存在と写真の関係を読み解く力作。

本書は、日本図書館協会選定図書です。




■青山ブックセンター六本木店にて、荒金直人 氏のトークイベントを開催しました。
(2009年12月2日 19:00〜)

★こちらから、当日の映像もご覧いただけます★



荒金直人(あらかね なおと)
慶應義塾大学理工学部専任講師。1969年生まれ。1992年、早稲田大学理工学部建築学科卒業、その夏に渡仏。1996年、エクス・マルセイユ第1大学文学部哲学科卒業(一般課程および学士課程)。同大学大学院哲学研究科修士課程および専門研究課程(DEA)を経て、2003年、ニース大学大学院哲学研究科博士課程修了、哲学博士取得。帰国後、東京日仏学院、慶應義塾大学、白百合女子大学、明治学院大学、上智大学、早稲田大学での非常勤講師を経て、2006年から現職。共訳書に、ジャン=フランソワ・レイ『レヴィナスと政治哲学』法政大学出版局、2006年。ジャック・デリダ『フッサール哲学における発生の問題』みすず書房、2007年。

目次

 序 バルトの企て

 Ⅰ 『明るい部屋』第Ⅰ部精読

 Ⅱ 『明るい部屋』第Ⅱ部精読

 Ⅲ 写真が与える経験

 Ⅳ 記憶と記録/写真と存在

 補 『明るい部屋』各節要旨

 あとがき


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