バブル/デフレ期の日本経済と経済政策1
マクロ経済と産業構造
内閣府経済社会総合研究所:企画・監修, 深尾京司:編集
A5判 494ページ 上製
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1674-9 C3333
奥付の初版発行年月:2009年09月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-7664-1674-9 C3333
奥付の初版発行年月:2009年09月
内容紹介
◎内閣府・経済社会総合研究所で進めてきたプロジェクト「バブル/デフレ期の日本経済と経済政策研究」の成果を全7巻のシリーズで刊行する。第二次石油危機以降の四半世紀の日本経済の経済動向、経済政策を正確に記述するとともに点検・評価することにより、今後の日本経済および経済政策運営の指針となる内容。日本を代表する経済学者・エコノミストが多数執筆する。
▼第1巻では、マクロ経済と生産性、産業構造、ITについて分析する。
【監修者】内閣府経済社会総合研究所
経済企画庁経済研究所を拡充して2001年1月に設立された内閣府の機関であり、内閣府のシンクタンクとして、理論と政策の橋渡しをしている。内閣府の他の部局と連携し、経済政策・社会政策についての理論的および実証的研究を行うとともに、政策研究を行う人材の育成・研修に取り組んでいる。また、GDP統計に代表される種々の経済統計を作成・公表している。
<現職は平成21年4月1日現在とする。>
【編者】
深尾京司(ふかお きょうじ)
一橋大学経済研究所教授。東京大学経済学部卒業、一橋大学経済研究所助教授などを経て現職。
主要著作・論文 『対日直接投資と日本経済』(共著、日本経済新聞社、2004年)、 “Real GDP in Pre-War East Asia: A 1934-36 Benchmark Purchasing Power Parity Comparison with the U.S.,” Review of Income and Wealth, 53(3),ほか。
【執筆者】(掲載順)
酒巻哲朗(さかまき てつろう) 内閣府男女共同参画局調査課長
祝迫得夫(いわいさこ とくお) 財務総合研究所総括主任研究官
岡田恵子(おかだ けいこ) 法政大学大学院政策創造研究科教授
石井達也(いしい たつや) 内閣府大臣官房総務課秘書専門官
宮川努(みやがわ つとむ) 学習院大学経済学部教授
田中賢治(たなか けんじ) 日本政策投資銀行調査部課長
北坂真一(きたさか しんいち) 同志社大学経済学部教授
堀雅博(ほり まさひろ) 内閣府経済社会総合研究所主任研究官
櫻井宏二郎(さくらい こうじろう) 専修大学経済学部教授
元橋一之(もとはし かずゆき) 東京大学工学系研究科技術経営戦略学専攻教授
中島隆信(なかじま たかのぶ) 慶應義塾大学商学部教授
金榮愨(きむ よんがく) 日本学術振興会外国人特別研究員、一橋大学イノベーション研究センター所属
塩路悦朗(しおじ えつろう) 一橋大学大学院経済学研究科教授
鎌田康一郎(かまだ こういちろう) 日本銀行金融機構局企画役
渡部敏明(わたなべ としあき) 一橋大学経済研究所教授
目次
読者へ 香西泰
序 マクロ経済と産業構造 深尾京司
1 1980年代以降のGDPギャップと潜在成長率について 酒巻哲朗
2 日本経済における消費と貯蓄——1980年代以降の概観 祝迫得夫・岡田恵子
3 バブルからデフレ期にかけての家計の予備的貯蓄行動の変化 石井達也
4 設備投資分析の潮流と日本経済——過剰投資か過小投資か 宮川努・田中賢治
5 わが国のバブル期以降の経済見通し・景気判断と経済政策
——その経緯と現時点からの評価 北坂真一
6 アジアの発展と日本経済—外需動向・為替レートと日本の国際競争力 堀雅博
7 労働供給、労働需要、技術進歩と経済成長 櫻井宏二郎
8 日本企業の研究開発資産の蓄積とパフォーマンスに関する実証分析 元橋一之
9 サービス産業の生産性 中島隆信
10 生産性・資源配分と日本の成長 深尾京司・金榮愨
11 生産性変動と1990年代以降の日本経済 塩路悦朗
12 わが国の均衡実質金利 鎌田康一郎
13 日本の景気循環の構造変化 渡部敏明
索引