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もう一つの学び場「三田の家」黒板とワイン

黒板とワイン もう一つの学び場「三田の家」

A5判 244ページ 並製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-7664-1791-3 C0036
奥付の初版発行年月:2010年11月 / 発売日:2010年11月中旬

内容紹介

大学と地域の連携を実践する。
▼2006年秋から慶應義塾大学の有志教員および学生、三田商店街振興組合(東京都港区)が共同運営する一軒家のコミュニティスペース「三田の家」。かつて存在した大学と地域社会との交流を新たなかたちで生み出そうという試みであるとともに、都市部の地域社会において、大学がどのような役割を担えるかを考える実践の場である「三田の家」の記録。
▼「三田の家」の4年間にわたる様々な活動について、実際に運営に関わった大学教員・学生・商店街関係者から紹介するとともに、大学と地域商店街との新しい関係の可能性を提言。

著者プロフィール

熊倉敬聡 (クマクラタカアキ)

慶應義塾大学理工学部教授・アートセンター所員
1959年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。パリ第7大学博士課程修了(文学研究専攻)。現在、慶應義塾大学教授。現代芸術論、フランス文学専攻。

坂倉杏介(サカクラキョウスケ)

慶應義塾大学教養研究センター特別研究講師・理工学部非常勤講師
2003年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。三田の家LLP代表

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序文 「三田の家」その豊穣なる空虚 熊倉敬聡(慶應義塾大学理工学部教授)
写真/図版ページ

1 地域連携 【インタビュー】地域にとっての三田の家(仮) 望月良一(三田商店街振興組合理事長)
大学地域連携と三田の家(仮) 長田 進(慶應義塾大学経済学部教授)
  【日誌】火曜日
【コラム】未定 中村輝彦
【コラム】おかんにとっての三田の家 石川楠緒子(横須賀学院教諭/2009年?10年、アシスタント)

2 場づくり 創造的な欠如をめぐって〜「場」づくりの現場ノート〜 坂倉杏介(慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所 講師)
【日誌】土曜日/木曜日
【コラム】良いことなんてありません 籾山奈々子(日本電気株式会社/2008年〜09年、学生スタッフ)
【コラム】 たちどまり、とどまること 上田謙太郎(映像作家/2008年〜スタッフ、2010年〜日曜マスター)
【コラム】 うたの住む家 赤羽美希+正木恵子 (即興からめーる団)

3 あたらしい学び “もう一つ”の学びの場を求めて 熊倉敬聡(慶應義塾大学理工学部教授)
【日誌】木曜日
【コラム】姉のいる家  石渡麻里(美術作家/2007年、アシスタント)
【コラム】マスターと「間」の場づくり 土屋祐子(広島経済大学専任講師/2008〜9年、火曜マスター)
【コラム】外と内側に存在し続ける三田の家  増田謙一(大学院***研究科/2008年〜9年、学生スタッフ)
Freitag〜三田の家、ことば、からだ〜 岡原正幸(慶應義塾大学文学部准教授)
【日誌】金曜日
【コラム】素早く動くこと/留まり続けること  塩原良和(法学部准教授/2010年〜、火曜マスター)
【コラム】なにも起こらない「三田の家」 幾代沙緒里(慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業/2006年〜7年、学生スタッフ)

4 社交力 「小さな国際交流」の試み 手塚千鶴子(慶應義塾大学日本語・日本文化研究センター教授)
【日誌】月曜日
【コラム】魅力的な空間、三田の家 高松佑介(文学部美学美術史学(音楽学)専攻/2008年〜、メンバー)
【コラム】非慶應空間で慶應的知を研ぐ 日向清人(著述業、慶應義塾大学外国語教育研究センター所員/2010年4〜9月、月曜マスター代理)
あわいを求めて 武山政直
【日誌】水曜日
【コラム】三田の家で出逢った。  長谷川喬祥(大学院メディアデザイン研究科修士課程/2007〜08年、学生スタッフ)
【コラム】 気づきの間  津久井かほる(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所/2010年、水曜日アシスタント)

おわりに 黒板とワイン 学びと生活の再文脈化 坂倉杏介(慶應義塾大学 グローバルセキュリティ研究所 講師)
編集後記 三田の家を「書く」ということ:本づくりをふりかえって 鳥海希世子(東京大学大学院学際情報学府博士課程/2008年〜10年、アシスタント)

執筆者紹介


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