井筒俊彦 叡知の哲学
若松英輔:著
四六判 384ページ 上製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-1811-8 C0010
奥付の初版発行年月:2011年05月 / 発売日:2011年05月下旬
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-7664-1811-8 C0010
奥付の初版発行年月:2011年05月 / 発売日:2011年05月下旬
内容紹介
「井筒俊彦」を読み込む。
▼弊社刊『読むと書く?井筒俊彦エッセイ集?』編者の若松英輔氏による、待望の「井筒俊彦論」。世界的なイスラーム学者として著名な井筒の著作は難解であるため、手には取るものの通読を諦めてしまう読者は数多くいた。本書は、井筒の生涯を大きく三部に分けて、それぞれの時節を象徴する著作を中心に、徹底的に読み込み、実証的に論じることによって、井筒哲学への理解を助け、深めようという意図で記された意欲作である。
▼井筒俊彦略年譜つき
著者プロフィール
若松英輔(ワカマツエイスケ)
1968年新潟生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科卒。㈱シナジーカンパニージャパン代表取締役社長。「越知保夫とその時代」で第14回三田文学新人賞評論部門当選。その他の作品に「小林秀雄と井筒俊彦」、「須賀敦子の足跡」など。『小林秀雄——越知保夫全作品』と『読むと書く——井筒俊彦エッセイ集』では編集を努め解題を執筆。2010年より、三田文学に「吉満義彦」を連載中。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
まえがき
第1章 『神秘哲学』——詩人哲学者の誕生
第2章 イスラームとの邂逅
第3章 ロシア、夜の霊性
第4章 ある同時代人と預言者伝
第5章 カトリシズム
第6章 言葉とコトバ
第7章 天界の通訳者
第8章 エラノス——彼方での対話
第9章 『意識と本質』
第10章 叡知の哲学