司法積極主義の神話 アメリカ最高裁判決の新たな理解
A5判 304ページ 並製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1867-5 C3032
奥付の初版発行年月:2011年08月 / 発売日:2011年08月下旬
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1867-5 C3032
奥付の初版発行年月:2011年08月 / 発売日:2011年08月下旬
内容紹介
最新アメリカ憲法学における憲法訴訟論。
▼最新のアメリカ憲法学における違憲審査基準論を司法判断の諸相から分析する、話題の書籍の邦訳。
▼司法の役割とは何か。司法消極主義と対比される司法積極主義について、その原点に立ち返って論理的に解明。わが国における昨今の最高裁における憲法判断を考察する上でも非常に有益な好著。
目次
日本語版によせて
序論 連邦最高裁を批評する
第1部 憲法事件の判断
第1章 合衆国憲法の文言の示す意味:直接的執行の幻想
第2章 法理は何のためにあるのか?――本書のモデル
第3章 司法積極主義から正統性へ
第2部 イージー・ケース
第4章 平等保護,刑事手続,執行府による拘束
第3部 ハード・ケース
第5章 同性愛者の権利:Romer事件,Lawrence事件,Goodridge事件
第6章 アボーション:Roe事件とCasey事件
第7章 公用収用:Kelo事件
第8章 国教樹立禁止条項
第9章 死刑:Roper事件とAtkins事件
第10章 修正1条:選挙資金改革
第4部 非正統性
第11章 敬譲の拒否
第12章 罵倒に値する判決
第5部 憲法におけるバランス
第13章 過ちを犯す統治部門:どの部門を信用するか?
訳者解説
索引