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小児神経科医のあゆみ一歩、一歩

一歩、一歩 小児神経科医のあゆみ

四六判 216ページ 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-7664-1897-2 C0095
奥付の初版発行年月:2011年10月 / 発売日:2011年10月上旬

内容紹介

本書は、小児神経科医として、長年にわたり、重症心身障害医学の研究と専門医として診療をしてきた著者が、2011年の春の叙勲で瑞宝中綬章の受章を機に自身の随想集として纏めたものである。
 医学雑誌や病院の通信などへの寄稿文や、ロータリークラブなどでの講演、病院長として職員に講話された草稿などで構成。著者は、小児科医としてハーバード大学に留学中に猛勉強しアメリカの医師免許を取得した若い修業時代のこと、外務省の派遣でサウジアラアやイエーメン、スーダン等で診療した海外での診療体験、ボストン大学にリハビリテーションの研修に行った体験について執筆、また日本の病院で医師として、病院長として、医療や診療について自身が心がけていることや後進に伝えたいことなど、医学関係者にとって、役立つ、興味深い内容となっている。


目次

まえがき

Ⅰ 学びの原点 
九州大学小児科学教室同門会懇親会にて
九州小児神経懇話会の成り立ち
合屋長英先生を偲んで 

Ⅱ ボストン・ニューヨーク紀行
小児リハビリテ―ション研修のためのボストン滞在記     
ボストン旅行記
ニューヨーク紀行
ニューヨーク・ボストン旅行記

Ⅲ これまでを振り返って 
太宰府ロータリークラブにおける自己紹介
退官に当たり思うこと
木村太郎記念賞を受賞して

Ⅳ 朝礼にて・思い出ほか
偶然を味方に
皆さまに発したいメッセージ
「運・鈍・根」――去り行く人に贈ることば
勉強するには強烈な動機が必要
リハビリテーションを考える上で重要な三つのこと
海馬――脳は疲れない
運動器の十年世界運動
人口減少社会と職場での行き方――新入社員へ
センテネリアン
記憶障害
自然に帰って心や体を鍛える
人生の四季
自分を鍛える
健康管理
保険点数改正と今後の生き方
嚥下性肺炎
子育てに必要な五カ条
健康診断の結果について
生老病死
格差と不安のある社会で生き抜くには
格差の歴史
体力、精神力と技術力
シアトル・マリナーズ城島選手
頂点に立ったリハビリ――理事長就任挨拶
気力は筋力、筋力は気力
アンパンマン
乳幼児けいれん国際シンポジウムに出席して
壁は自分の中にある――新入社員へ
大分県石垣原養護学校の卒業生と新入学生に贈ることば
こどもの信号を見過ごさない

ⅴ 随 想
想い出――我が友、山上祐司君
リハビリテーションは希望の医学
特別支援教育
重症心身障害医学を学んで
早春賦
映画
老化は前頭葉と足先から
「ロータリークラブの友を役立てる」
パウロ・ロムブロソー先生の太宰府訪問
叙勲を受けて

あとがき


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