福澤諭吉の政治思想
小川原 正道:著
A5判 304ページ 上製
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-7664-1930-6 C3021
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月下旬
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-7664-1930-6 C3021
奥付の初版発行年月:2012年04月 / 発売日:2012年04月下旬
内容紹介
▼明治国家と対峙する、もう一つの政治構想。
近代日本政治史・思想史におけるその重要性にもかかわらず、今日にいたるまで十分な検討が行われてこなかった福澤諭吉の議会論、憲法論、天皇論、外交論、華士族論、宗教論を分析。これらの領域にあらわれた彼の政治思想の構築過程と構造を論じ、同時代から後の時代にわたる反響、明治政府との相剋を多くの新資料に基づき明らかにする。政治構想をめぐる理論から実践へ――生涯にわたって粘り強く政治にかかわり、変化しつづけた福澤を描き出す、若き俊英による創見に富む一書。
著者プロフィール
小川原 正道(オガワラ マサミチ)
慶應義塾大学法学部准教授。博士(法学)。
1976年生まれ。2003年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修了。
目次
序――本書のねらいと概要
第一部 政治構想
第一章 議会論
第二章 憲法論
第三章 天皇論
第四章 外交論
第二部 人間観
第五章 華士族論1――その展開
第六章 華士族論2――その反響
第七章 宗教論
補 章 明治政府との確執