サンゴ礁と人間 ― ポリネシアのフィールドノート
近森 正:著
四六判 並製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-7664-1983-2 C0039
奥付の初版発行年月:2012年10月 / 発売日:2012年10月下旬
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-7664-1983-2 C0039
奥付の初版発行年月:2012年10月 / 発売日:2012年10月下旬
内容紹介
ポリネシアでの暮らしから見える人間の生き方。
▼地球上の人類生存のフロンティアであったサンゴ礁に暮らす人々はどのように自らの生活を作り上げてきたのか。40年余にわたってポリネシアのプカプカ環礁を中心にフィールドワークを行ってきた著者による、示唆に富むエッセイ集。
著者プロフィール
近森 正(チカモリ マサシ)
慶應義塾大学名誉教授
1935年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。1979年~2001年慶應義塾大文学部民族考古学専攻教授。40年余の間南太平洋・サンゴ礁の調査を人文学的見地から行う。元日本サンゴ礁学会副会長。
目次
はじめに
サンゴ礁と人間
クムリポ ―サンゴ礁とは何か
サンゴ礁の砂の島
人間が島にやって来た
命の水がめ
ヒクが植えたココヤシの木
森をつくるーサンゴ礁の島のアグロフォレストリー
タロイモの水田、それは命の源
モツのおきて ―共有地で資源をまもる
アカ・タワ ― みんなで分けあう
島の語られる歴史
ウミガメの儀礼
ワカ爺さんの死
アカ・タマリキ!
サンゴ礁の料理
釣り針の輝き
ポポコ相撲
プカプカ島のスケッチから
パケハとの出会い
ココヤシの実で島を買う
サンゴ礁の大英帝国
島に帰って来たドン
ハワイキを求めて
地球温暖化でツバルの島は沈むか
サンゴ礁と現代社会