夢を考える 文学部は考える 3
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-7664-1999-3 C0010
奥付の初版発行年月:2012年11月 / 発売日:2012年11月上旬
慶應義塾大学文学部の教員が語る「夢」。
慶應塾大学文学部が2012年春学期に高校生向けに開催した連続公開講座(全4回)「夢を考える」の講演集。
「夢」は日常を越えた美に結ぶ思いであり、明るい希望ですが、同時に現実を見つめた期待や理念の果実でもあります。
17の専攻数を誇る慶應義塾大学文学部の教員陣が、広い学問領域から「夢」の姿に迫ります。
目次
「夢」を追って――文学部の授業へのお誘い
慶應義塾大学 文学部長 関根 謙
第一章 限りなき夢の仲間たち
コーディネーター 巽 孝之(英米文学専攻)
Part 1 タカラヅカの夢は何でつくられているのか
上田 修一(図書館・情報学専攻)
Part 2 夢ふくらむ南海の神秘そして楽園 -歴史人類学の視点から
山口 徹(民族学考古学専攻)
パネルディスカッション
第二章 東洋の夢 ― 古典にみる現代へのメッセージ
コーディネーター 井上 櫻子(仏文学専攻)
Part 1 夢と道学 山本 正身(教育学専攻)
Part 2 中国夢物語の時空 ― 唐代小説『枕中記』の世界
八木 章好(中国文学専攻)
パネルディスカッション
第三章 だからボクらは夢を見る ― 計量社会学と倫理学の視点から
コーディネーター 宇沢 美子(英米文学専攻)
Part 1 大学に進むという夢 ― 阻むものと促すもの
鹿又 伸夫(人間科学専攻)
Part 2 人の夢、社会の夢 樽井 正義(倫理学専攻)
パネルディスカッション
第四章 移民の夢 コーディネーター 藤田 苑子(西洋史学専攻)
Part 1 ハワイからの手紙 ― ある福島県人の生活
柳田 利夫(日本史学専攻)
Part 2 リンカーンのボディーガード―― 海を渡ったドイツ人体操
教師たち
粂川 麻里生(独文学専攻)
パネルディスカッション