「私」を考える 文学部は考える 4
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-7664-2104-0 C0037
奥付の初版発行年月:2013年12月 / 発売日:2013年12月下旬
学問が「私」を考えるとどうなるだろう?
慶應義塾大学文学部の公開講座「文学部は考える」の書籍化シリーズ第四弾。
人間存在の最も根源に横たわる「私」について、歴史学、哲学、文学、心理学の多様な領域からアプローチを試みる。
目次
第一章 感受性(パトス)としての「私」
コーディネーター 池谷のぞみ(図書館・情報学専攻)
Part 1 キリシタン史における「痛み」 浅見雅一(日本史学専攻)
Part 2 私の/と痛み ~感受性としての私 斎藤慶典(哲学専攻)
パネルディスカッション
第二章 文学の中の「私」
コーディネーター 杉野元子(中国文学専攻)
Part 1 「わたし」の物語 ~ 一人称小説の不思議 吉田恭子(英米
文学専攻)
Part 2 「わたくしという現象は……」 松村友視(国文学専攻)
パネルディスカッション
第三章 アイデンティティを紡ぐ ― 記憶、心、文化
コーディネーター 清水明子(西洋史学専攻)
Part 1 記憶から見た「私」 伊東裕司(心理学専攻)
Part 2 「わたし」と「病」の境界線 ~うつの医療人類学 北中淳
子(人間科学専攻)
パネルディスカッション
第四章 近世に生きる「私」
コーディネーター 谷 寿美(倫理学専攻)
Part 1 芸術家における「公」と「私」 ~モーツァルトの場合
西川尚生(美学美術史学専攻)
Part 2 旅人にみる「私」 ~オスマン帝国史の観点から 藤木健二
(東洋史学専攻)
パネルディスカッション